がらりと扉が開いて、慌てた様子の晴とゆかさんが入ってきた。
「小夏ちゃん、大丈夫?!」
「小夏、どうした!?」
ほぼ同時に同じようなことを話しかけられた。
「ぷっ……ハハハ。2人とも焦っちゃって変なの」
「ねぇ!! うちら退院したら何して遊ぼうか計画してただけなのにね〜!」
「先生たち、お姉ちゃんは笑ってただけですよ」
あれ、と2人とも鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして目を見合せていた。
しかし晴はじーっと私の顔を見つめると、フゥと一つため息をついた。
「事情は解ったけど念の為にみせて。ゆかさんたちはもう戻っていいよ。悪いけど小夏と2人きりにさせてもらえるかな?」
「はーい。またね、小夏ちゃん」
「こちらも了解でーす! ほら、小春帰るよ」
「先生、よろしくお願いします」
すみちゃんは目線だけで、どんまいみたいにしてウィンクした。
これってもしかしてだけど、晴にだけはバレバレってことだよね。
私ってそんなに演技下手かなと、ちょっとムッとする。
「小夏ちゃん、大丈夫?!」
「小夏、どうした!?」
ほぼ同時に同じようなことを話しかけられた。
「ぷっ……ハハハ。2人とも焦っちゃって変なの」
「ねぇ!! うちら退院したら何して遊ぼうか計画してただけなのにね〜!」
「先生たち、お姉ちゃんは笑ってただけですよ」
あれ、と2人とも鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして目を見合せていた。
しかし晴はじーっと私の顔を見つめると、フゥと一つため息をついた。
「事情は解ったけど念の為にみせて。ゆかさんたちはもう戻っていいよ。悪いけど小夏と2人きりにさせてもらえるかな?」
「はーい。またね、小夏ちゃん」
「こちらも了解でーす! ほら、小春帰るよ」
「先生、よろしくお願いします」
すみちゃんは目線だけで、どんまいみたいにしてウィンクした。
これってもしかしてだけど、晴にだけはバレバレってことだよね。
私ってそんなに演技下手かなと、ちょっとムッとする。


