次の日、望都子は朝食の席で、晴乃の前に白い封筒を置いた。
「昨日のギャラよ」
「え?」
晴乃はそれを手にとってみていた。
封は開けずに、裏に返して見たりしている。
「三十万って書いてありますけど……。
えっ?
三十万っ!?
あの店の時給、一体、いくらなんですかっ?」
と晴乃は騒ぐ。
「そんなに高いわけないでしょ。
迷惑料よ。
あんたに借りを作りたくないからね」
「そういえば、高江さんが私のお見合い相手だったらしいですが。
あのお店のお客さんだったんですね」
「あの店に来た方が先だったかしらね?」
「え?」
「高江さんはいい人よ。
ゴミの袋持って走ってくれたし」
「ゴミ?」



