幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「いい方なのよ、高江さん。
 年が釣り合えば、杏奈をお願いしたいくらいだわ」

 そこで征也の方を向き、望都子は謝った。

「ごめんなさい。
 娘を紹介すると言ったのに。

 この子、もういい人ができたみたいなのよ」

「そうなんですか?」
「そうなんですか?」

「……いや、なんであんたまで訊くのよ」

 腕組みして立つ望都子は、征也の言葉に被せるように、同じセリフを繰り返す晴乃にそう言っていた。