「えー、そんなことがあったのー?
言ってくれたら、僕が送って下りたのに~」
最近、早朝目が覚めて、ダラダラ動画見てるのにさー、と朝、フロントに寄った店長は修司にそう言っていた。
修司は笑って言う。
「いやー、俺もさっき、それ知ったから。
でも、普通、走って下りる? この山を。
変わってるよね~。
あれは似合いのカップルだわ。
きっと今、やり遂げた感満載で盛り上がってるよ~」
そこに、
「修司、ああ、千田も来てたのか」
と卵を運んできた同級生が現れた。
下の街からホテルや契約している家に早朝卵を配達しに来ている。



