「下のカーブといえば、あの辺り、あじさいがまだ咲いてましたね」 「えっ? あじさい?」 と二人で訊き返してくる。 「嘘だろ。 まだ咲いてるのか?」 と充悟が身を乗り出し、晴乃側から下を見ようとする。 近い近い近いです~っ、と晴乃は充悟を押し返した。