「お義母さまが、うちの家にお嫁にいらしたとき。
西子の娘である私は気に入らないので、奴隷扱いしちゃうかもとか言ってらしたんですけど。
なんだかんだで、私のお気に入りの紅茶をわざわざ買いに行ってくださったりするんです。
そして、自分の分を別に淹れるのが面倒くさいので、私に淹れたのと同じお茶を飲んでは文句を言ってるんですよ」
「……なんか、平和だな、お前んち」
「そうだ。
妹と義母がマドレーヌ美味しかったと言ってました」
「……なんかすごい駄目出しくらってた気がするが。
美味かったのか。
あそこ、眺めもよかったし」
と言ったあと、充悟は少し間を置き、こちらを見つめて、
「――また行くか」
と言ってきた。
はい、と晴乃は笑う。
西子の娘である私は気に入らないので、奴隷扱いしちゃうかもとか言ってらしたんですけど。
なんだかんだで、私のお気に入りの紅茶をわざわざ買いに行ってくださったりするんです。
そして、自分の分を別に淹れるのが面倒くさいので、私に淹れたのと同じお茶を飲んでは文句を言ってるんですよ」
「……なんか、平和だな、お前んち」
「そうだ。
妹と義母がマドレーヌ美味しかったと言ってました」
「……なんかすごい駄目出しくらってた気がするが。
美味かったのか。
あそこ、眺めもよかったし」
と言ったあと、充悟は少し間を置き、こちらを見つめて、
「――また行くか」
と言ってきた。
はい、と晴乃は笑う。



