たまに、なにかにすごくハマるんだ、という話を充悟はしているようだった。
このホッケは厚みがあって美味しそうだ。
いや、写真と同じホッケが来るわけではないのだが……と思う晴乃に充悟が言う。
「走って帰ってきたあとの朝食が美味しいし。
開いている店があったら、食べて帰るのもいいしな。
うちのマンションの近くには、朝食バイキングの美味いホテルもあるし」
それ、走った意味ないのでは……?
と思いながら、晴乃は聞いていた。
っていうか、結婚したら、早朝走ってきた旦那様に朝食をお出ししないといけないんだよな。
……早朝って何時?
私の中の早朝、九時くらいまでなんだけど、と世の皆様に、そんな莫迦なっ、と言われそうなことを晴乃は思う。



