幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「ああ、すみません」
と晴乃はワイヤレスイヤフォンを外した。

「早く着きすぎたので、ラジオ聴いてたんですけど。
 五十人に奴隷をプレゼントとか言ってたので、気になって」

「……土鈴じゃないか?」

「やっぱりそうなんですかね~?
 いや、絶対、私と同じ勘違いする人いると思うんですよ~」

「抽選で欲しいか? 奴隷」

「いりませんけど。
 奴隷の方って、ずっと家にいらっしゃるんでしょう?

 お仕事していただくのはいいですけど。
 三食おもてなしとかするの、大変じゃないですか」
と不思議なことを言う晴乃と店に入った。