幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話



「もう一度会ってみるか」

 あまり日を置かずに、充悟からそんな連絡が入り。

 それが、ちょうどリビングにいたときだったので、望都子が、ほら、ご覧なさい、とばかりに勝ち誇っていた。

「何処か行きたいところはあるか。
 前回より近場で」

 ……遠かったんですね、あの山。

「えーと、充悟さんの行きたいところでいいですよ」
「ない」

 返事早いな。

「夜ですか、昼ですか」

「夜の方がいいな、明日とから。
 ランチの時間は、急に仕事が入ったりするから」

 そういや、この人、なんの仕事してるんだろうな、と今更ながらに思う。

 まあ、特に興味はなかったのだが。

 ほんとうに結婚するわけでもないだろうし、と晴乃は思っていた。