幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「今の人と結婚すればいいじゃない。
 きっといい人よ。

 美味しいわ、このうさぎ」

 うさぎは入ってません……とあのとき、台湾喫茶の店員さんに言われたことを晴乃は思う。

「はあ。
 でも、向こうも滉二くんに言われて会ってみただけみたいなんで」

「そう。
 でもきっとまた連絡来るわ」

「何故です?」

 女の勘かな? と晴乃は思う。

 うちの母親の女の勘なら信用できないが、望都子さんの女の勘なら信用できそうな気がした。

「言ったじゃない。
 あなたたち、似てるからよ。

 あ~、この匂い駄目。
 私、これ、好きじゃないのよね~」

 晴乃好みの紅茶を呑みながら、望都子はそう言った。