幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「そうかもしれませんね。
 でも、私、最初は、『やすみ』って名前の予定だったらしいですよ。

 『人生は休み休み進め』って意味らしくて」

「お前の人生、休みっぱなしになってるが、大丈夫か」
と充悟が言い、お茶を運んできた望都子が、

「西子さんが今も家にいたら、あなたに休めなんて言わないわよ。
 後ろからムチで叩いて、勉強でも仕事でも走らせてるわよ、あの人は。

 そういう人よ。

 私といるみたいに、そんなに、のんべんだらりとはしてられないわよ」
と言ってくる。

 なんで、二人で畳みかけるように言ってくるんですか……。

「俺の名は充悟だ」

 知ってます。

「二人足すと

 ……十五日休み」

 何故、足してみました……。

「お前の今の名前だと

 ――春の十五日」

「なんか風流ですね」