幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「そんなのだったら、結婚してません。
 どれだけ強制されてもしてません」

「そういう意志の強さはあるよな、お前……。

 ……ところで、そろそろ鍵を開けろ」

 ムカデは踏み潰した、と言うと、ようやく、ガチャンと鍵が開いた。

 ふわっと暖かい家の空気が流れてきて、晴乃のやさしい香りがしたが。

 ほんとうに、ここに愛はあるのか……?
と充悟は、まだ考えていた。