幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「いやっ、なんで今、鍵まで閉めたっ!?」
「えっ?」

「俺への愛はムカデに勝てないのかっ?」
「充悟さんが閉めろと言ったんですよ?」
と扉越しに晴乃が言ってくる。

「鍵を閉めろとは言ってない!
 お前、ほんとうに俺に愛があるのかっ!?

 俺だけがお前と一生ともにいるっ! とか、
 お前のいない生活は考えられないっ! とか思ってるだけなんじゃないのかっ!?」

 いや、そんな莫迦な……と晴乃が苦笑いをしている気配を感じた。

 晴乃の愛らしい声が扉越しに聞こえてくる。