幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「あら、あなた、お食事は?」
と起きてきたらしい父親に望都子は言う。

「……もらおうか」

 望都子は普通にキッチンに向かって行った。

 その後ろ姿を見送りながら、父は繰り返し、呟いている。

「いつもあのわがままな妻に寄り添っているこの人となら、もしかして――

 と思ったが、一緒だった。

 所詮は妻の友人、一緒だった」

「次は、何処か全然関係ないところから探してらしたら、どうですか……?」
と父に思わずアドバイスする。

 まあ、次があるのなら、の話だが――。