その後、芒果雪花冰と充悟曰く、『変な色の餅』がたくさん入ったものがやってきたので、スマホで写真を撮ったあと、無心に食べた。
「写真とか撮るんですね。
SNSとかに載せるんですか?」
途中、口の中が冷たくなってきたので、食べるのをやめ、晴乃はそう訊いた。
「いや、ちゃんとここまで来た証拠を滉二に見せようと思って」
何故、滉二くんに言われた通り、私に会いに来た証拠に、私ではなく、変な色の餅を撮るのですか。
変な色の餅は白いココナッツミルクっぽいものに浸かっていて、タピオカなんかも入っていて、美味しそうだった。
そのとき、杏奈から電話がかかってきた。
「おねえさま、今、お電話よろしいですか?」
相手にも聞こえることを想定してか、外で出会ったときのように、改まった口調だった。
どんな感じです?
と問われたので、
「え?
風が気持ちいいし、美味しいよ」
と晴乃は答えた。
「相手の方のことですわっ」
チラ、と目の前に座る充悟を見て、
「滉二くんが言った通りの方ですよ」
と答える。



