幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

 


 スイーツを注文したあと。
 なにを話したらいいのかな、と思っていたが、向こうから訊いてきた。

「なかなか就職が上手くいかないと聞いたが。
 この職につきたいとか、こだわりがあるのか。

 これになりたいとか」

 ……よし。
 ありのままの私をぶつけてやろう。

「そうですね。
 旅人とかですかね」

 今、ほんとうに、あてのない旅に出たい気持ちだった。

「それは職業なのか?」

 ……そうですね。

「わかった。
 トラベルライターだな。

 友人にいるが、あれも大変だぞ。
 他にはないのか?」
と問われる。

 ちょっと真面目に考えてみた。

 小さい頃からの夢とか。

「仮面ライ◯ーですかね?」

「俳優の養成所に通ったらいいんじゃないか?」

 真剣に考えられた……。