幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「すみません。
 途中で送信しちゃったんですよ」
と晴乃はぺこぺこ詫びた。

「ブルーベリーって、うちのキッチンのライトの下で踏んづけると、血の色みたいに赤いんですよ」
と説明する。
 
 望都子が材料を出し、

 望都子が調理器具を出し、

 望都子が材料を計測してくれた。

 ところが、ガラスのボウルの中のブルーベリーを床に転がし、足で踏んづけた。

 あっ、と思って、次も踏んづけた。

「……まるで、凄惨な殺人現場でした」

「……状況がよくわからんが、望都子さんの怒り狂う様なら、想像がつくな」
と充悟は言う。