幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「早いな。
 ちょっと待て。

 うーん……。
 どれも美味そうだな、迷うな」

 充悟が慌ててページをめくっている間、晴乃は景色を眺めていた。

 いい風だな、と思いながら。

「じゃあ、俺はこの妙な色の餅みたいなのがたくさん入ってるやつで」

 ……メニューを決めるスピードで負けたくなかったらしい。

 すごい勢いで言ってくる。

 意外と子どもっぽいな。

 見た目は如何にもできる男って感じなのに。
 スーツもよく似合ってるし。