幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

 パチリとその部屋の電気をつけると、壁一面にいろとりどりのカラ瓶が収納してあるのが見えた。

 ダウンライトの灯りに、ただのカラ瓶か(きら)めいて、そこそこ綺麗に見えなくもない。

『大事にとってあるから、あれで誰か撲殺する気なのかな、とかいろいろ考えちゃって』

 そんな阿呆なことを言っていた晴乃を思い出し、ちょっと笑ったとき、スマホが鳴った。

 晴乃かな?

 ……いや、あいつからかかってくることは滅多にないな。

 マメに連絡寄越せという女は面倒臭いと友人たちは言っていたが。

 これはこれでどうなんだ、と思いながら出ると、一つ目小僧なじいさんだった。