雑誌の取材とか嫌いだが、今日は、いい一日だった気がする。
家に帰った充悟は、そんなことを思う。
もちろん、家に帰った瞬間、即行、家中の電気をつけて歩いていた。
自分がこんな怖がりになったのは、子どものころ、寝る前にじいさんが、怖い話をしていたからに違いない。
なんなんだろうな、あのジジイ。
子どものときのトラウマ、なかなか消えない。
今でも、長い長い廊下の向こうから、ばあ、と巨大な一つ目男が出て来そうな気がする。
それが怖いかと言われたら――。
まあ、今となってはユーモラスに感じると思うのだが。



