幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「えっ?
 西子さまのおうちで、大輝さまとっ?」

「……わたしのうちで、わたしと。
 大輝くんもおまけ」
と訂正したが、

「なんでもいいですわっ」
と美佳は喜ぶ。

「おい、待て」
と充悟が声をかけてきた。

「チビども、これでなんか甘いものでも食え。
 糖分足らないとイライラするから」
と一万円渡してくる。

「……小銭じゃないと、駄菓子屋のおばちゃんが困りますわ」

 じゃあ、ほれ、と充悟は五百円玉を三つくれた。

「イケメンですわ」

 行動までイケメンですわ、と美佳は、うっとりと充悟を見上げている。

「……あんた、大輝くんはどうしたのよ」
と言ったとき、

「あ、充悟さん、なにしてるんですか?」
と書店の紙袋を持った晴乃が現れた。

「は、晴乃っ」
と充悟はぎくりとした顔をする。