幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

 だが、
「例えば?」
と母ふたりは容赦無く突っ込んできた。

「えーと……、
 朝早いと信号機が点滅してると教えてくださいました」

「そんなの私はいつも見てるわ」

 そんなことなら、私に聞きなさいよ、
と朝帰ることもある望都子が言う。

「待ってください。
 まだなにかあるはずなので――」

 頭を抱えながら、晴乃は、ちょっと思っていた。

 よく考えたら、なんで必死に充悟さんのいいところを探してるんだろうな、と。

 まあ、すぐに思いつかないことが、まず、問題なのだが。

 なんとなくだが、母親たちに、悪い印象を持って欲しくないな、と思っていた。