「なんかイケメンでチャラそうな男ね」 充悟が素直にゴミを車に持っていったとき、西子がそう言ってきた。 「……全然チャラくないよ。 どっちかって言うと、不器用な感じかな」 そう? と西子は眉をひそめる。 「イケメンで金持ちの男は信用できないわ。 何処で愛人を作ってるかわからないし」 ……それ、お父さんのことですかね? 「ああ見えて、いいところもあるんですよ」 へえ、と言った西子は、 「例えば?」 と言う。 例えば? えっ、例えば?