幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話


「今から仕事なの?
 重役出勤ねえ~」

「うちは私がいなくても回ってるんですっ。
 今度、二号店も出すし。

 私がいなくても、回ってくれないと」

「こんな時間に持ってったら、迷惑じゃない?」

「まず、あなたが迷惑ですよっ」
と言いながら、望都子は急いで出て行った。

「……なんでお前のお母さんが、このうちに回覧板持ってくるんだ?」

「隣の家に住んでるからです。
 あ、違った。

 隣の家を持っているからです」

 大差ない気がするが。

 まあ、いつもいるわけではないからだ。