幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「引っ越す予定、あったんですか?」
と訊いたが、ああ、いや、まあ、と充悟はにごす。

「そういえば、あれから、望都子さんの店には出てないだろうな」

「はい、もう出さないと言われました」

「……自分で呼んでおいて、なんでだ」
と言った充悟だったが、

「まあ、出ない方がいい」
と言う。

「お前は綺麗だし。
 あんなところにいる感じじゃないから、みんなお前を見てた」

 いやいやいや。
 急になにを言うのですかっ、と赤くなりかけたが、

「そうなんだよ。
 あんなところにいそうにないタイプだから、貴重な感じがして、みんな惹きつけられてしまうんだよな。

 道歩いてるときに見ても、そうでもないのにな」
と言われる。

 えーと。
 もしもし……?