幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

 


 家が広いのも考えもので、一周、家の中を見せて歩いただけで、結構いい時間になってしまった。

 親御さんたちの心証を悪くしないためにも、もう送っていくか、と思う。

 そのために、ノンアルコールのものしか呑んでいなかった。

「なんだか申し訳ないです」
と言う晴乃に、

「まあ、いいから送られとけ。

 家に無事に着いたと聞くまで、なんだか心配だから、俺も送っていった方が気が楽だ」
と言ったが、晴乃は、

「私は私で、充悟さんが無事に帰られたか心配ですよ」
と言う。

 ……なんだか、ラブラブカップルのようじゃないか。

 いやまあ、別に恋人同士でなくとも、帰り着いたと聞くまでは、心配だったりするものだが。