充悟は晴乃に屋敷の中を見せて歩いた。 晴乃は屋上にあるリビングが気に入ったようだった。 ソファや観葉植物、ジャクジーなんかも置いてある。 「素敵ですね。 私、なにかで成功したら、こういうの作りたいです」 お前は、なにで成功する気なんだ……? というか、お前の父親に言ったら、すぐに作ってもらえそうだが。 いや、それ以前に―― 「望都子さんに見せたら、すぐに作ってくれるんじゃないか?」 絶対、私も欲しいわっ、とか言いそうだ、と思う。 「そうですね」 と晴乃は微笑んだ。