外に出てみると、杏奈は大輝とふたりでウロウロしていた。 「おねえさまっ」 と心細かったのか、飛びついてくる。 杏奈にいつも下僕のように従っている大輝は、可愛らしい顔で、困ったように笑っていた。 「よくこの辺りだとわかったわね」 「ゴミの収集日から推測したんですわ。 あと、バス停の名前が小さく聞こえてましたし。 それに、絶対、この方、豪邸に住んでそうだなと思いまして」 そういうエリアを探しましたの~っ、と言う。 「妹も探偵になれそうだな……」 と充悟が呟いていた。