「妹がいきなり出来たことについては、どうだったんだ?」
「そうですねー。
急に一人っ子から、二人っ子になったので。
今までとは、いろいろ違うなーって感じはありますね。
あ、そういえば、一人っ子って、こうよね、ああよねっていろいろ決めつけられて言われてたんですけど。
今では、杏奈が義理の妹だと知らない人によく、さすがはおねえちゃんですねって言われるんですよ。
結構最近、姉妹になったばかりなので、人格の形成にはおそらく、なにも関わってないとは思うんですが」
と晴乃は笑う。
「でも、今まで一人っ子は、気楽でいいなーと思ってたんですけど。
二人になったら、なったで、妹可愛いですね。
……なにしてるんですか?」
「いや、盗聴器を――」
あの妹に聞かせてやったら喜ぶんじゃないか?
と言いながら、充悟は自らが投げ捨てた盗聴器を探していた。



