幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「すぐ私に濡れ衣を着せてくる子、とか言われて。

 ――それから数日後。
 私のスマホがソファの横のゴミ箱に捨てられていたんです」

 充悟が青ざめる。

 そこまでやるのか、と思ったようだった。

「でも、よく見たら、そのゴミ箱。
 私のバケツ型のバッグだったんです。

 そう。
 望都子さんが大量のゴミを捨てたバッグです」

 形と色と置いてた場所が悪かったんでしょうね、きっと、と晴乃は語る。

「それが鞄だと知っている私が間違うんですから。
 そりゃあ、知らない人は間違うでしょうねえ。

 そのあと、望都子さんに、あれ、バッグなんですよ、と言ったら、
『ソファの側にゴミ箱っぽく、置いてるから悪いのよ』
と逆ギレされました。

 でも、それからゴミ箱に……あっ、鞄にゴミ入ってないので」

 お前もゴミ箱扱いしてんじゃねえかという顔をされる。