幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話

「おねえさまに、ゴミ袋は似合いませんわ!」
と杏奈は母親に訴えている。

「わかってるわ!
 でも、どんな人でも、一生ゴミ袋を持たずに生きてはいけないのよ!

 あんただって、前は私が寝てて、出せなかったりしたとき、アパートの下まで、持って下りてたじゃない!」

 小さな杏奈がっ。

 今ではないのに、気をつけて! と思ってしまう。

「仕方ありませんわね。
 では、おねえさま。

 こう、持ち方に気をつけて」

「持ち方……?」

「お洒落な感じにお持ちください」

「……どうお洒落に?」

「……左肩に背負うとか?」
「……何故?」

「背負ってみてください」

 背負うと生臭いよ、杏奈。