「起きなさい、晴乃さん」 「え? は、はいっ」 ある朝、晴乃は望都子に揺すり起こされた。 「はい」 とゴミの入った大きな袋を渡される。 「あなた、ゴミとか出したことないから、高江さんと面識なかったのよ。 ゴミを出しに行きなさい。 この時間、高江さん、出勤前にゴミ出ししてるから」 「待って、ママ…… お母さまっ!」 と杏奈がやってくる。 杏奈は今のところ、話し方矯正中のようだ。 別に今のままでいいのにと思う。