神殺しのクロノスタシス7〜後編〜

…。

…えーっと。

「…ご、ごめんねキュレム君。ルイーシュ君。…頼めないかな…?」

申し訳なさそうに、拝むように頼むシルナ。

「マジ?これだけ人数が集まってるのに、こんな大事なことを、消去法で決めるってマジ?」

「うわぁ…。なんか嫌な予感してたんですよねー。こんなことなら、鏡ジャンケンで忙しいんで!って同行を断れば良かった…」

…ルイーシュ。それはさすがにキツいって。

「えっと…。危険を伴うことだし、どうしても無理だったら、断ってくれても良いから…」

と、シルナは言ったが。

「いーよ…。自分、他のみんなと違って断る理由もないしさ。他に行ける奴がいないなら、俺が行くよ。なぁ、ルイーシュ」

「え。俺は断れるなら断りますよ?」

「裏切んなよルイーシュ!」

ガシッ、とルイーシュの肩を掴むキュレムだった。

相棒同士で喧嘩はやめてくれよ。

「俺だってなぁ!嫌だなー、スパイなんて絶対向いてねーよ。バレたらどうなるんだよ、海の藻屑にでもされんのかなぁ、って色々考えてるけど、ぶっちゃけ正直断りたいのを我慢して、何とか前向きに考えてんだぞ!?」

キュレム。本音がダダ漏れ。

「おめーが来なかったら、余計やる気が削がれるわ!」

「もー…。しょうがないですね。分かりましたよ…。どっちみちキュレムさんがいなかったら、俺も虫の居所が悪いんで」

溜め息混じりに、ルイーシュが頷いた。