キルディリア魔王国に辿り着いた、その翌日。
早速、私と無闇さんは、イシュメル女王に会いに、ファニレス王宮に向かうことにした。
王宮があるのは、キルディリア魔王国の首都、ファニレス。
そこに向かう為には、私達は列車に乗らなければならなかった。
その列車で体験したことは…。…あまり話したくない。
ジュリスさんに聞いていた通りだった。
私と無闇さんはオレンジ色の証明書を持っているから、2等車でゆったりと王都まで旅が出来たけど。
後ろの3等車では、青い証明書をぶら下げた人々が、すし詰め状態で、窮屈そうに列車に乗っていた。
いたたまれなかった。
そして、アトラスさんを連れてこなくて、本当に良かった、と思った。
彼がもし、あのぎゅうぎゅう詰めの3等車に乗り込んでいたら。
私はどうしても耐えられず、我を忘れて、誰の制止をも振り払って、自分も3等車に飛び乗っていただろうから…。
自分はゆったりと2等車に乗っていることに、私は強い罪悪感を覚えた。
だけど、周囲にいた人々…。…同じ2等車に乗っていた、銀色のカードを提げた人々は。
罪悪感なんて欠片も感じていないようで、いつも通りの快適な列車の旅を満喫していた。
それがまた、どうにも私の心にトゲを残した。
クラスにいじめられている子がいるのに、それを見て見ぬフリしているみたいな…。そんな居心地の悪さだった。
口には出さなかったけど、無闇さんもきっと、私と同じ思いだったろう。
月読さんは、「何だかこの国って、嫌な感じだね」と吐き捨てるなり。
ぷいっと姿を消して、それ以降出てきていない。
多分近くにはいると思うんですけど…。
複雑な胸中を抱えながら、私と無闇さんは、列車の旅を経てファニレス王宮に辿り着いた。
早速、私と無闇さんは、イシュメル女王に会いに、ファニレス王宮に向かうことにした。
王宮があるのは、キルディリア魔王国の首都、ファニレス。
そこに向かう為には、私達は列車に乗らなければならなかった。
その列車で体験したことは…。…あまり話したくない。
ジュリスさんに聞いていた通りだった。
私と無闇さんはオレンジ色の証明書を持っているから、2等車でゆったりと王都まで旅が出来たけど。
後ろの3等車では、青い証明書をぶら下げた人々が、すし詰め状態で、窮屈そうに列車に乗っていた。
いたたまれなかった。
そして、アトラスさんを連れてこなくて、本当に良かった、と思った。
彼がもし、あのぎゅうぎゅう詰めの3等車に乗り込んでいたら。
私はどうしても耐えられず、我を忘れて、誰の制止をも振り払って、自分も3等車に飛び乗っていただろうから…。
自分はゆったりと2等車に乗っていることに、私は強い罪悪感を覚えた。
だけど、周囲にいた人々…。…同じ2等車に乗っていた、銀色のカードを提げた人々は。
罪悪感なんて欠片も感じていないようで、いつも通りの快適な列車の旅を満喫していた。
それがまた、どうにも私の心にトゲを残した。
クラスにいじめられている子がいるのに、それを見て見ぬフリしているみたいな…。そんな居心地の悪さだった。
口には出さなかったけど、無闇さんもきっと、私と同じ思いだったろう。
月読さんは、「何だかこの国って、嫌な感じだね」と吐き捨てるなり。
ぷいっと姿を消して、それ以降出てきていない。
多分近くにはいると思うんですけど…。
複雑な胸中を抱えながら、私と無闇さんは、列車の旅を経てファニレス王宮に辿り着いた。



