ーーーーー…シルナ学院長と羽久達御一行が。
マシュリタクシーに乗って、派手にルーデュニア聖王国に帰還する、その少し前。
俺とルイーシュは、母校であるイーニシュフェルト魔導学院に訪問していた。
それにしても、母校って不思議なもんだよな。
卒業してからも、もう何度も、しょっちゅう来ているはずなのに。
来る度に、「あー懐かしいなぁ」と思ってしまう。
…歳かねぇ?
とはいえ、俺達が通っていた頃のイーニシュフェルト魔導学院と、今のイーニシュフェルト魔導学院は、違うところも結構ある。
…例えば。
「見てくださいよ、キュレムさん。あれ」
「ん?」
ルイーシュが、校舎裏の広い敷地を指差した。
「一面の畑ですよ」
「うわっ…。…ほんとだ」
畑…令月とすぐりが所属する、園芸部の畑である。
…なんか、前に来た時より、拡張されてないか?
美しく、整然と耕された畑には、等間隔に畝が作られ、そこにたくさんの野菜が植えられていた。
家庭菜園をガチってる人の庭、って感じ。めっちゃ本格的。
俺達が在学中の頃、園芸部なんてなかったはずだけど…。
確か、最近園芸好きの生徒が入学して。
その子が園芸部設立を強く嘆願して、学院長が許可を出し、学院の敷地内に園芸部の畑を創設。
そこからまず、すぐりが園芸部に加入し。
それから、令月も遅れて入部することになったそうだが…。
…今となっては、「これ、本当に園芸部の規模か?」と思うほどに、拡張されている。
きちんと、動物除けの柵(恐らく手製)で囲って…。
…。
「この学校さ…。いつか魔導学院じゃなくて、農業学校に変更されるんじゃね?」
「その可能性はありますね」
「…マジかよ…」
いつか、イーニシュフェルト農業学院、とかに変わるのかね。
その時、学院長はどうなるんだろう。クビ?
母校と恩師の行く末が心配だよ。
まぁ、何があっても、この学校が俺達の母校であることに変わりはない。
でも、出来れば母校は自分の知る母校のままであって欲しい…と思うのは、俺の我儘かねぇ?
などと考えながら、イレースちゃんがいるであろう、職員室に向かうと…。
「…ちわーっす。元気か?様子見に…」
「あぁ、忙しい忙しい」
「…」
イレースちゃんは、自分の机に向かって。
両手をフル稼働させ、右から左へ、紙にペンを走らせている真っ最中だった。
マシュリタクシーに乗って、派手にルーデュニア聖王国に帰還する、その少し前。
俺とルイーシュは、母校であるイーニシュフェルト魔導学院に訪問していた。
それにしても、母校って不思議なもんだよな。
卒業してからも、もう何度も、しょっちゅう来ているはずなのに。
来る度に、「あー懐かしいなぁ」と思ってしまう。
…歳かねぇ?
とはいえ、俺達が通っていた頃のイーニシュフェルト魔導学院と、今のイーニシュフェルト魔導学院は、違うところも結構ある。
…例えば。
「見てくださいよ、キュレムさん。あれ」
「ん?」
ルイーシュが、校舎裏の広い敷地を指差した。
「一面の畑ですよ」
「うわっ…。…ほんとだ」
畑…令月とすぐりが所属する、園芸部の畑である。
…なんか、前に来た時より、拡張されてないか?
美しく、整然と耕された畑には、等間隔に畝が作られ、そこにたくさんの野菜が植えられていた。
家庭菜園をガチってる人の庭、って感じ。めっちゃ本格的。
俺達が在学中の頃、園芸部なんてなかったはずだけど…。
確か、最近園芸好きの生徒が入学して。
その子が園芸部設立を強く嘆願して、学院長が許可を出し、学院の敷地内に園芸部の畑を創設。
そこからまず、すぐりが園芸部に加入し。
それから、令月も遅れて入部することになったそうだが…。
…今となっては、「これ、本当に園芸部の規模か?」と思うほどに、拡張されている。
きちんと、動物除けの柵(恐らく手製)で囲って…。
…。
「この学校さ…。いつか魔導学院じゃなくて、農業学校に変更されるんじゃね?」
「その可能性はありますね」
「…マジかよ…」
いつか、イーニシュフェルト農業学院、とかに変わるのかね。
その時、学院長はどうなるんだろう。クビ?
母校と恩師の行く末が心配だよ。
まぁ、何があっても、この学校が俺達の母校であることに変わりはない。
でも、出来れば母校は自分の知る母校のままであって欲しい…と思うのは、俺の我儘かねぇ?
などと考えながら、イレースちゃんがいるであろう、職員室に向かうと…。
「…ちわーっす。元気か?様子見に…」
「あぁ、忙しい忙しい」
「…」
イレースちゃんは、自分の机に向かって。
両手をフル稼働させ、右から左へ、紙にペンを走らせている真っ最中だった。



