ーーーーー…イシュメル女王との交渉が、決裂しかけたその時。
全ての争いを終わらせる為の、キーパーソンが。
キルディリア総督府の屋根を突き破り、壁をぶち壊して。
超絶ダイナミック入室してきた。
神竜バハムート形態に『変化』した、マシュリである。
「マシュリ…!無事だったのか、」
「むふ(うん)」
…口に、なんか咥えてね?
すると、そのマシュリの背中から。
ひょこっ、と顔を覗かせたのは、
「やぁ。連れてきたよ」
「恥ずかしながら、戻ってきた」
「すぐり…!それに、令月も…!」
良かった。お前達も無事だったんだな。
二人共、酷い怪我を負っているということもなさそうだ。
あと、恥ずかしくないからな、令月。堂々と帰ってこい。
「マシュリ…。令月、すぐり。ナツキ様は…」
「ふじらよ(無事だよ)。…はい」
マシュリが、口に咥えていた人物を、ぺっ、と床に吐いた。
唾じゃないんだから。
「く…。うぅ…」
その人物は、俺達が…いや。
全てのアーリヤット皇国民が、待ち望んでいた人物だった。
「…ナツキ様…」
シルナが、その名前を呼んだ。
神竜マシュリの唾液にまみれながら、キルディリア魔王国から遥々、マシュリタクシーに乗ってきたナツキ様は、
長きに渡ったキルディリアでの監禁生活も相まって、さすがに、疲れた様子だった。
…マシュリタクシーは非常に便利だし、有り難いのだが。
乗り心地が…ちょっとアレなのが、たまに瑕だよな。
乗せてもらってるんだから、文句は言っちゃいかんな。
後でちゅちゅ〜るやるから。許してくれ。
「貴様ら…!」
マシュリ達が連れてきた、ナツキ様の姿を見て。
さすがのイシュメル女王も、目を見開いた。
…予想外だったか?
まさか、俺達が平和交渉に臨んでいる間。
別働隊が、こっそりキルディリア魔王国に潜入して、ナツキ様を取り戻しているとは思わなかったか。
「下らぬ知恵を回しおったな、イーニシュフェルトの聖賢者…!」
「…ごめんね。でも、今回は私の作戦じゃないよ」
その「褒め言葉」は、今回の作戦指揮官に。
ナジュに、ちゃんと伝えておいてやるよ。
イシュメル女王に歯噛みさせたと聞けば、ナジュも喜ぶだろうよ。
…だが。
「これまで何度も、騙し討ちを仕掛けてきたのは、そっちも同じだろ」
卑怯な真似を、なんて言わせないぞ。
これまで散々、卑怯な真似をしたのは、そっちじゃないか。
だから…今回は、やり返させてもらったというだけだ。
全ての争いを終わらせる為の、キーパーソンが。
キルディリア総督府の屋根を突き破り、壁をぶち壊して。
超絶ダイナミック入室してきた。
神竜バハムート形態に『変化』した、マシュリである。
「マシュリ…!無事だったのか、」
「むふ(うん)」
…口に、なんか咥えてね?
すると、そのマシュリの背中から。
ひょこっ、と顔を覗かせたのは、
「やぁ。連れてきたよ」
「恥ずかしながら、戻ってきた」
「すぐり…!それに、令月も…!」
良かった。お前達も無事だったんだな。
二人共、酷い怪我を負っているということもなさそうだ。
あと、恥ずかしくないからな、令月。堂々と帰ってこい。
「マシュリ…。令月、すぐり。ナツキ様は…」
「ふじらよ(無事だよ)。…はい」
マシュリが、口に咥えていた人物を、ぺっ、と床に吐いた。
唾じゃないんだから。
「く…。うぅ…」
その人物は、俺達が…いや。
全てのアーリヤット皇国民が、待ち望んでいた人物だった。
「…ナツキ様…」
シルナが、その名前を呼んだ。
神竜マシュリの唾液にまみれながら、キルディリア魔王国から遥々、マシュリタクシーに乗ってきたナツキ様は、
長きに渡ったキルディリアでの監禁生活も相まって、さすがに、疲れた様子だった。
…マシュリタクシーは非常に便利だし、有り難いのだが。
乗り心地が…ちょっとアレなのが、たまに瑕だよな。
乗せてもらってるんだから、文句は言っちゃいかんな。
後でちゅちゅ〜るやるから。許してくれ。
「貴様ら…!」
マシュリ達が連れてきた、ナツキ様の姿を見て。
さすがのイシュメル女王も、目を見開いた。
…予想外だったか?
まさか、俺達が平和交渉に臨んでいる間。
別働隊が、こっそりキルディリア魔王国に潜入して、ナツキ様を取り戻しているとは思わなかったか。
「下らぬ知恵を回しおったな、イーニシュフェルトの聖賢者…!」
「…ごめんね。でも、今回は私の作戦じゃないよ」
その「褒め言葉」は、今回の作戦指揮官に。
ナジュに、ちゃんと伝えておいてやるよ。
イシュメル女王に歯噛みさせたと聞けば、ナジュも喜ぶだろうよ。
…だが。
「これまで何度も、騙し討ちを仕掛けてきたのは、そっちも同じだろ」
卑怯な真似を、なんて言わせないぞ。
これまで散々、卑怯な真似をしたのは、そっちじゃないか。
だから…今回は、やり返させてもらったというだけだ。



