…数分後。
俺は、エリトールを始め、ビルを取り囲んでいたキルディリア軍の小隊を制圧した。
何とか、誰も殺さずに無力化させられた。
「ふぅ…。やれやれ、こんなもんかな…」
「…ほぇー」
ベリクリーデ、目をぱちくり。
「…どうしたよ?」
「ジュリス、凄いね。あっという間だ」
そう言いながら、ベリクリーデはその場にしゃがみ込み。
頭の上に、ぴよぴよとひよこが踊っている状態のエリトールを、つんつんしていた。
こら。やめなさい。
「別に…このくらい、大したことじゃねぇよ」
確かに、エリトールは少々手練れだったが。
それでも、やはり若いと言うか…。…単純だった。
ベリクリーデのせいで、頭に血が上っていたせいでもあるのだろうが。
あるいは…ルイーシュに裏切られた時から、ずっと激昂していて、冷静な判断が出来なくなっていたのかもな。
思っていた以上にあっさりと、制圧されてくれたよ。
もっと血生臭い戦争になるかと思っていたが…。
意外と、何とかなりそう…か?
…いや、まだ分からないな。
さっきから、各地で、爆発音や炸裂音のようなものが聞こえてきている。
反乱が起きているのは、ここだけではないようだ。
…すると。
「あんたら…。一体何者だ?」
「ん?」
ビルの中に立てこもっていた、アーリヤット人の一人が…怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
おぉ、あんたら。
良かったな、命拾いしたぞ。
「ジュリスはジュリスだよ」
ドヤ顔で答えるベリクリーデ。
何を言ってんだ。お前は。
「俺達はルーデュニア聖王国から来た、聖魔騎士団の大隊長だ」
「ルーデュニアから…?」
そうだよ。
「言っとくが、俺達はアーリヤット人の味方じゃない。キルディリアの敵でもない。この馬鹿げた争いを終わらせに来ただけだ」
「…それは…どういう、」
さぁな。
「怪我人はいるか?後方に、応急の救護所を作ってある。案内するから、そこに運んでくれ」
「あ、あぁ…。助かる」
ビルの中には、キルディリア軍との攻防で怪我をした人々が、まとめて部屋の奥に寝かされていた。
怪我人は多少いるが、どうやら死人は出ていないようだ。
不幸中の幸い、って奴だな。
「ベリクリーデ。ここの怪我人を連れて、一旦天音達のところに戻ろう」
「うん、分かった」
それから、ここのデモを無事に制圧したことを、ナジュに報告だな。
ついでに、無闇やクュルナがどうしているかも確認するとしよう。
俺は、エリトールを始め、ビルを取り囲んでいたキルディリア軍の小隊を制圧した。
何とか、誰も殺さずに無力化させられた。
「ふぅ…。やれやれ、こんなもんかな…」
「…ほぇー」
ベリクリーデ、目をぱちくり。
「…どうしたよ?」
「ジュリス、凄いね。あっという間だ」
そう言いながら、ベリクリーデはその場にしゃがみ込み。
頭の上に、ぴよぴよとひよこが踊っている状態のエリトールを、つんつんしていた。
こら。やめなさい。
「別に…このくらい、大したことじゃねぇよ」
確かに、エリトールは少々手練れだったが。
それでも、やはり若いと言うか…。…単純だった。
ベリクリーデのせいで、頭に血が上っていたせいでもあるのだろうが。
あるいは…ルイーシュに裏切られた時から、ずっと激昂していて、冷静な判断が出来なくなっていたのかもな。
思っていた以上にあっさりと、制圧されてくれたよ。
もっと血生臭い戦争になるかと思っていたが…。
意外と、何とかなりそう…か?
…いや、まだ分からないな。
さっきから、各地で、爆発音や炸裂音のようなものが聞こえてきている。
反乱が起きているのは、ここだけではないようだ。
…すると。
「あんたら…。一体何者だ?」
「ん?」
ビルの中に立てこもっていた、アーリヤット人の一人が…怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
おぉ、あんたら。
良かったな、命拾いしたぞ。
「ジュリスはジュリスだよ」
ドヤ顔で答えるベリクリーデ。
何を言ってんだ。お前は。
「俺達はルーデュニア聖王国から来た、聖魔騎士団の大隊長だ」
「ルーデュニアから…?」
そうだよ。
「言っとくが、俺達はアーリヤット人の味方じゃない。キルディリアの敵でもない。この馬鹿げた争いを終わらせに来ただけだ」
「…それは…どういう、」
さぁな。
「怪我人はいるか?後方に、応急の救護所を作ってある。案内するから、そこに運んでくれ」
「あ、あぁ…。助かる」
ビルの中には、キルディリア軍との攻防で怪我をした人々が、まとめて部屋の奥に寝かされていた。
怪我人は多少いるが、どうやら死人は出ていないようだ。
不幸中の幸い、って奴だな。
「ベリクリーデ。ここの怪我人を連れて、一旦天音達のところに戻ろう」
「うん、分かった」
それから、ここのデモを無事に制圧したことを、ナジュに報告だな。
ついでに、無闇やクュルナがどうしているかも確認するとしよう。



