そして、最後に。
聖魔騎士団の大隊長勢に。
「無闇さん、クュルナさん、そしてジュリスさんとベリクリーデさんは、反乱の鎮圧をお願いします」
あ、ついでに僕も。
「キルディリア魔王国軍の虐殺行為を止め、一人でも多くのアーリヤット皇国民を救ってください」
羽久さんと学院長、令月さん、すぐりさん、マシュリさんを別働隊とし。
天音さんを、後方支援とするなら。
無闇さん、クュルナさん、ジュリスさん、ベリクリーデさんは…いわば本隊。
最前線に出て戦う、突撃部隊みたいなものですね。
「あぁ、分かった」
無闇さんは、承知しているという風に頷いた。
覚悟は出来ている、というところですか。
「分かっていると思いますが、今回、一番危険な目に遭うのは、あなた方です」
僕は、はっきりと無闇さん達に告げた。
何せ、実際にキルディリア国軍と対峙し、反乱に巻き込まれるのは彼らだ。
こういうことは、事前にはっきりと伝えておくのが指揮官の義務だと思った。
「皆さんの命が最優先です。誰を殺しても、誰も殺さなくても結構ですが、必ず、無事に帰ってきてください」
ルーデュニア聖王国に帰る時は、ここにいる全員が一緒でなければ。
誰一人、欠けることがないように。
誰一人…異国の地に骨を埋めることがないように。
決して、無理はしないように。
「心配するな。引き際は弁えている」
「私も…。まだ死ぬつもりはありませんから」
「大丈夫だ。ベリクリーデは俺が守る」
「じゃあ、私もジュリスを守ってあげるね」
四人の「精鋭」達は、それぞれ頼もしい返事をしてくれた。
…そうですか。
皆さん、経験者ですから…いちいち僕が指示する必要はありませんね。
「それより、お前も気をつけろよ」
「え?」
羽久さんが、釘を刺すように僕に言った。
…え、僕?
「何をきょとんとしてるんだ、お前は…」
いや…自分のことを聞かれるなんて、予想外だったものだから。
「僕は大丈夫ですよ。だって、僕はふじ、」
「不死身だから大丈夫、って言うつもりじゃないだろうな」
「…」
…凄いですね、羽久さん。
いつから読心魔法が使えるようになったんですか。
冗談ですけど。
「不死身とか関係ないんだからな。お前に何かあったら、作戦全体が崩れるんだから。何があっても、お前は無事じゃなきゃいけないんだぞ」
「そうだよナジュ君。君が倒れたら、僕達みんなが困るんだからね。絶対無事でいて。怪我しないで。僕、ナジュ君の怪我を治すなんて嫌だからね」
「わ、分かった。分かりましたから」
羽久さんのみならず、天音さんまで。
二人して、そんな鬼気迫る顔で迫ってこないでください。
分かりましたよ。
いざとなったら、僕が爆弾抱いて特攻…とか、考えなくもなかったんですけどね。
無理そうですね。…残念ながら。
仕方ない。今回は平和に行きますか。
「みんな揃って、無事に帰るって言っただろ。お前も一緒だ」
「分かりました。…そうしましょう」
皆さんが、そのつもりなら。
僕も努力しますよ。…全力でね。
聖魔騎士団の大隊長勢に。
「無闇さん、クュルナさん、そしてジュリスさんとベリクリーデさんは、反乱の鎮圧をお願いします」
あ、ついでに僕も。
「キルディリア魔王国軍の虐殺行為を止め、一人でも多くのアーリヤット皇国民を救ってください」
羽久さんと学院長、令月さん、すぐりさん、マシュリさんを別働隊とし。
天音さんを、後方支援とするなら。
無闇さん、クュルナさん、ジュリスさん、ベリクリーデさんは…いわば本隊。
最前線に出て戦う、突撃部隊みたいなものですね。
「あぁ、分かった」
無闇さんは、承知しているという風に頷いた。
覚悟は出来ている、というところですか。
「分かっていると思いますが、今回、一番危険な目に遭うのは、あなた方です」
僕は、はっきりと無闇さん達に告げた。
何せ、実際にキルディリア国軍と対峙し、反乱に巻き込まれるのは彼らだ。
こういうことは、事前にはっきりと伝えておくのが指揮官の義務だと思った。
「皆さんの命が最優先です。誰を殺しても、誰も殺さなくても結構ですが、必ず、無事に帰ってきてください」
ルーデュニア聖王国に帰る時は、ここにいる全員が一緒でなければ。
誰一人、欠けることがないように。
誰一人…異国の地に骨を埋めることがないように。
決して、無理はしないように。
「心配するな。引き際は弁えている」
「私も…。まだ死ぬつもりはありませんから」
「大丈夫だ。ベリクリーデは俺が守る」
「じゃあ、私もジュリスを守ってあげるね」
四人の「精鋭」達は、それぞれ頼もしい返事をしてくれた。
…そうですか。
皆さん、経験者ですから…いちいち僕が指示する必要はありませんね。
「それより、お前も気をつけろよ」
「え?」
羽久さんが、釘を刺すように僕に言った。
…え、僕?
「何をきょとんとしてるんだ、お前は…」
いや…自分のことを聞かれるなんて、予想外だったものだから。
「僕は大丈夫ですよ。だって、僕はふじ、」
「不死身だから大丈夫、って言うつもりじゃないだろうな」
「…」
…凄いですね、羽久さん。
いつから読心魔法が使えるようになったんですか。
冗談ですけど。
「不死身とか関係ないんだからな。お前に何かあったら、作戦全体が崩れるんだから。何があっても、お前は無事じゃなきゃいけないんだぞ」
「そうだよナジュ君。君が倒れたら、僕達みんなが困るんだからね。絶対無事でいて。怪我しないで。僕、ナジュ君の怪我を治すなんて嫌だからね」
「わ、分かった。分かりましたから」
羽久さんのみならず、天音さんまで。
二人して、そんな鬼気迫る顔で迫ってこないでください。
分かりましたよ。
いざとなったら、僕が爆弾抱いて特攻…とか、考えなくもなかったんですけどね。
無理そうですね。…残念ながら。
仕方ない。今回は平和に行きますか。
「みんな揃って、無事に帰るって言っただろ。お前も一緒だ」
「分かりました。…そうしましょう」
皆さんが、そのつもりなら。
僕も努力しますよ。…全力でね。



