さっきまで寝ぼけ眼で、ぽやんとした顔で聞いていたのに。
突然覚醒したように、ぱっちりと目を開き。
そして、もう一度、
「ジュリスが行くなら、私も行く」
と、言い出すではないか。
…何言ってんだ、お前は。
「あのな…。遊びに行くんじゃないんだぞ。戦争の片棒を担ぎに行くんだ。それを分かってるのか?」
「…?…うん、分かってるよ」
嘘つけ。今、ちょっと首を傾げただろ。
これまで、色々な危険な修羅場にベリクリーデを連れ回したが。
今回ばかりは、容認する訳にはいかない。
「駄目だ」
「なんで?」
なんで、じゃない。
「お前がいて良いようなところじゃない」
戦場ってどんな場所か、お前、知らないだろ。
知らずに生きていけるなら、絶対にその方が良い。
ましてや、自国の存亡の危機という訳でもない。
他国の戦争に首を突っ込み、引っ掻き回すという立場なのに。
「ベリクリーデ、お前は留守番だ」
「嫌。ジュリスが行くなら、私も行く」
「はぁ…!?」
ベリクリーデは、片手どころか、両手を上げて立候補した。
その手を降ろしなさい。
「一緒に行くもん」
いつになく、頑な。
「ばっ…。駄目だって言ってるだろ。ベリクリーデ、お前は大人しくまっ、」
「嫌」
あろうことか、ベリクリーデは両手で、俺の服の袖をがっちりと掴んだ。
ちょっ…その手を離しなさい。
…ったく。
「誰か…。シュニィ、この馬鹿を止めてくれ」
「分かりますよ、ベリクリーデさん…。私だって、アトラスさんが行くなら、絶対に私も行くと言い張っていたと思います」
おい、ちょっと。
シュニィに止めて欲しくて声をかけたのに、むしろベリクリーデに賛同してどうする。
「誰がベリクリーデを煽れと…。羽久、お前も何とか言ってやってくれ」
「そう言われてもな…。俺だって、ベリクリーデの立場なら…。シルナが行くなら俺も、って言ってただろうからな」
あぁ、もう。お前らと来たら。
相棒愛が強過ぎる。
「それじゃあ…そうだ、キュレム、ルイーシュ。お前らもベリクリーデを止め、」
「良いんじゃねぇの?連れてってやれば?」
「はぁ!?」
何を言い出してるんだ、キュレム。
お前、他人事のように。
「ベリクリーデを危険に晒して、どう…!」
「だってジュリスさんがいなかったら、またクロティルダさんが来ますよ。『ジュリスがいなくて寂しいの』『そうか、じゃあ俺が代わりに傍にいよう』『ありがとう、クロッティ』みたいな」
「よし分かった。ベリクリーデ、お前を連れて行くよ」
「!…やったー」
…他に、俺にどんな選択肢があるというんだ?
畜生。
とりあえずルイーシュ、そのムカつく声真似、やめてくれ。今すぐにだ。
突然覚醒したように、ぱっちりと目を開き。
そして、もう一度、
「ジュリスが行くなら、私も行く」
と、言い出すではないか。
…何言ってんだ、お前は。
「あのな…。遊びに行くんじゃないんだぞ。戦争の片棒を担ぎに行くんだ。それを分かってるのか?」
「…?…うん、分かってるよ」
嘘つけ。今、ちょっと首を傾げただろ。
これまで、色々な危険な修羅場にベリクリーデを連れ回したが。
今回ばかりは、容認する訳にはいかない。
「駄目だ」
「なんで?」
なんで、じゃない。
「お前がいて良いようなところじゃない」
戦場ってどんな場所か、お前、知らないだろ。
知らずに生きていけるなら、絶対にその方が良い。
ましてや、自国の存亡の危機という訳でもない。
他国の戦争に首を突っ込み、引っ掻き回すという立場なのに。
「ベリクリーデ、お前は留守番だ」
「嫌。ジュリスが行くなら、私も行く」
「はぁ…!?」
ベリクリーデは、片手どころか、両手を上げて立候補した。
その手を降ろしなさい。
「一緒に行くもん」
いつになく、頑な。
「ばっ…。駄目だって言ってるだろ。ベリクリーデ、お前は大人しくまっ、」
「嫌」
あろうことか、ベリクリーデは両手で、俺の服の袖をがっちりと掴んだ。
ちょっ…その手を離しなさい。
…ったく。
「誰か…。シュニィ、この馬鹿を止めてくれ」
「分かりますよ、ベリクリーデさん…。私だって、アトラスさんが行くなら、絶対に私も行くと言い張っていたと思います」
おい、ちょっと。
シュニィに止めて欲しくて声をかけたのに、むしろベリクリーデに賛同してどうする。
「誰がベリクリーデを煽れと…。羽久、お前も何とか言ってやってくれ」
「そう言われてもな…。俺だって、ベリクリーデの立場なら…。シルナが行くなら俺も、って言ってただろうからな」
あぁ、もう。お前らと来たら。
相棒愛が強過ぎる。
「それじゃあ…そうだ、キュレム、ルイーシュ。お前らもベリクリーデを止め、」
「良いんじゃねぇの?連れてってやれば?」
「はぁ!?」
何を言い出してるんだ、キュレム。
お前、他人事のように。
「ベリクリーデを危険に晒して、どう…!」
「だってジュリスさんがいなかったら、またクロティルダさんが来ますよ。『ジュリスがいなくて寂しいの』『そうか、じゃあ俺が代わりに傍にいよう』『ありがとう、クロッティ』みたいな」
「よし分かった。ベリクリーデ、お前を連れて行くよ」
「!…やったー」
…他に、俺にどんな選択肢があるというんだ?
畜生。
とりあえずルイーシュ、そのムカつく声真似、やめてくれ。今すぐにだ。



