前回、シルナ・エインリー達がキルディリア魔王国軍と戦った時。
あの時は、キルディリア軍をイーニシュフェルト魔導学院に引き入れてから、応戦した。
謂わば、自分達のホームで戦ったのだ。
だけど、今回は違う…。住み慣れた学院ではなく、よその土地の…本物の戦争。本物の戦場だ。
戦場には、独特の雰囲気…独特の空気というものがある。
こればかりは…経験した者でなければ分からないことだ。
戦場というのは、「普通じゃない」場所だ。
命を奪い合う場所なのだから、それも当然だが。
そして人の命を奪うという行為は、普通の神経では出来ない。
「普通じゃない」場所に、「普通じゃない」人々が集まって、「普通じゃない」命の奪い合いをする。
あのひりつくような空気、切迫感、緊張感…。渦巻く痛み、苦しみ、混沌。そのすべて。
あれは、経験した者でなければ分からない。
俺は…それなりに長く生きてきて、様々な世界の、様々な国を巡って。
その中で、何度となく…国と国との争い、民族同士の争い、宗教的な争い…。色々な争いに巻き込まれてきた。
このルーデュニア聖王国に流れ着いて以来は、シルナ・エインリーの庇護のもと、ずっと平和に暮らしてきたが。
平和なのは良いことだが、その反面…良くも悪くもルーデュニア人は、戦争というものを知らない。
だから、こうして…いざ危機に陥ると弱い。という側面がある。
平和故の弊害だな。
「ですから、この中で戦争の経験がある方のみ、僕と共にアーリヤット皇国に来て欲しいと思ってます」
シルナ・エインリーが指名した指揮官のナジュが、そう宣言した。
…そうだな。
経験せずに済むのなら、絶対にその方が良いに決まってる。
「そう…。…ですか」
暗に「お前は戦力外」と言われ、シュニィは意気消沈していた。
いや、お前は何も悪くないからな。
むしろ良いことじゃないか。戦争を知らないんだから。
あの時は、キルディリア軍をイーニシュフェルト魔導学院に引き入れてから、応戦した。
謂わば、自分達のホームで戦ったのだ。
だけど、今回は違う…。住み慣れた学院ではなく、よその土地の…本物の戦争。本物の戦場だ。
戦場には、独特の雰囲気…独特の空気というものがある。
こればかりは…経験した者でなければ分からないことだ。
戦場というのは、「普通じゃない」場所だ。
命を奪い合う場所なのだから、それも当然だが。
そして人の命を奪うという行為は、普通の神経では出来ない。
「普通じゃない」場所に、「普通じゃない」人々が集まって、「普通じゃない」命の奪い合いをする。
あのひりつくような空気、切迫感、緊張感…。渦巻く痛み、苦しみ、混沌。そのすべて。
あれは、経験した者でなければ分からない。
俺は…それなりに長く生きてきて、様々な世界の、様々な国を巡って。
その中で、何度となく…国と国との争い、民族同士の争い、宗教的な争い…。色々な争いに巻き込まれてきた。
このルーデュニア聖王国に流れ着いて以来は、シルナ・エインリーの庇護のもと、ずっと平和に暮らしてきたが。
平和なのは良いことだが、その反面…良くも悪くもルーデュニア人は、戦争というものを知らない。
だから、こうして…いざ危機に陥ると弱い。という側面がある。
平和故の弊害だな。
「ですから、この中で戦争の経験がある方のみ、僕と共にアーリヤット皇国に来て欲しいと思ってます」
シルナ・エインリーが指名した指揮官のナジュが、そう宣言した。
…そうだな。
経験せずに済むのなら、絶対にその方が良いに決まってる。
「そう…。…ですか」
暗に「お前は戦力外」と言われ、シュニィは意気消沈していた。
いや、お前は何も悪くないからな。
むしろ良いことじゃないか。戦争を知らないんだから。



