ーーーーー…天音さんが、すぐに皆を学院長室に集めてくれた。
深夜だと言うのに。
「すみませんね、こんな時間に呼び出して」
迷惑だとは思ったんですけど、今は一分一秒を争う状況なので。
「いや…いいよ。どうせ、眠れないところだったし…」
と、羽久さん。
「うん…。私も眠れなくて、気晴らしに夜食のチョコを食べてたところだったんだ」
と、学院長。
「それはいつものことだろ」という、この場にいる全員の心の中で、まったく同じツッコミが炸裂していたが。
まぁ、それは言わないでおいてあげますよ。
非常事態ですからね。
「と言うか…この状況じゃ、誰も眠れないだろ」
「うん…。僕も起きてたし…」
羽久さんが言い、天音さんが同意して。
「僕は元々、眠る必要はほとんどないからね」
マシュリさんが、そう言った。
眠る必要ないって、なかなか便利ですね。
いや、待て。眠る時間がなかったら、精神世界に行ける時間が。
つまり、リリスに会える時間がなくなるので、やっぱり僕は寝ます。
睡眠万歳。寝る子は育つ。
一方。
「私は寝てましたよ」
「え?」
ただ一人、この場でイレースさんだけは。
世の中の状況がどうであれ、関係なく眠っていたらしい。
それを途中で起こされたことで、若干不機嫌そうだったが。
イレースさんは、機嫌良く振る舞ってる時の方が珍しいですからね。
言ったらシバかれるから、言いませんが。
こんな状況でぐーぐー眠れるなんて、なんて図太い…と、思われるかも知れないが。
イレースさんの場合、そうではなく。
「眠れる時に眠っておかないで、どうするんです。事態がどう動くか分からない状況だからこそ、休める時に休んでおくべきです」
うーん。ド正論。
戦場ではその考え方、凄く重要なんですよ。
気が高ぶるのは分かりますが、人間、いくら興奮していても、眠れずに動き回れる時間には限界がある。
気を張って何とか起きていても、どうしても、パフォーマンスはどんどん低下していく。
ですが戦場では、やはり、満足に睡眠を取ることも難しい場合がある。
だからこそ、束の間でも、落ち着いて眠れる時間の余裕は貴重。
休める時にしっかり休んでおくことは、戦場において、非常に重要なのである。
さすがイレースさん。神経がずぶと、いや。
合理的な判断ですね。
…一方。
「…あなた達は、相変わらず深夜でも元気ですね」
「まぁねー。俺と『八千代』は夜行性だから」
「むしろ、夜の方が身体がよく動くよ」
こちらもまた、イレースさんに負けず劣らずの図太さを、いや。
大人顔負けの胆力を持つ、元暗殺者組の令月さんとすぐりさん。
この二人、いつ見ても起きてるんですが。
一体いつ寝てるんでしょうね?
「戦場に持っていく武器の準備と手入れ、糧秣や衛生用品の調達…」
「それに、俺達がしばらく学院を空けるなら、今のうちに畑の手入れもしとかないといけないしねー」
「やることがたくさんあるね」
…こんな時くらい、畑仕事は休んでは?と思いますが。
この二人にとっては、大事なことなんでしょう。
戦支度と、畑の手入れ。
何だか両極端で、こんな状況でも、笑っちゃいそうになりますね。
深夜だと言うのに。
「すみませんね、こんな時間に呼び出して」
迷惑だとは思ったんですけど、今は一分一秒を争う状況なので。
「いや…いいよ。どうせ、眠れないところだったし…」
と、羽久さん。
「うん…。私も眠れなくて、気晴らしに夜食のチョコを食べてたところだったんだ」
と、学院長。
「それはいつものことだろ」という、この場にいる全員の心の中で、まったく同じツッコミが炸裂していたが。
まぁ、それは言わないでおいてあげますよ。
非常事態ですからね。
「と言うか…この状況じゃ、誰も眠れないだろ」
「うん…。僕も起きてたし…」
羽久さんが言い、天音さんが同意して。
「僕は元々、眠る必要はほとんどないからね」
マシュリさんが、そう言った。
眠る必要ないって、なかなか便利ですね。
いや、待て。眠る時間がなかったら、精神世界に行ける時間が。
つまり、リリスに会える時間がなくなるので、やっぱり僕は寝ます。
睡眠万歳。寝る子は育つ。
一方。
「私は寝てましたよ」
「え?」
ただ一人、この場でイレースさんだけは。
世の中の状況がどうであれ、関係なく眠っていたらしい。
それを途中で起こされたことで、若干不機嫌そうだったが。
イレースさんは、機嫌良く振る舞ってる時の方が珍しいですからね。
言ったらシバかれるから、言いませんが。
こんな状況でぐーぐー眠れるなんて、なんて図太い…と、思われるかも知れないが。
イレースさんの場合、そうではなく。
「眠れる時に眠っておかないで、どうするんです。事態がどう動くか分からない状況だからこそ、休める時に休んでおくべきです」
うーん。ド正論。
戦場ではその考え方、凄く重要なんですよ。
気が高ぶるのは分かりますが、人間、いくら興奮していても、眠れずに動き回れる時間には限界がある。
気を張って何とか起きていても、どうしても、パフォーマンスはどんどん低下していく。
ですが戦場では、やはり、満足に睡眠を取ることも難しい場合がある。
だからこそ、束の間でも、落ち着いて眠れる時間の余裕は貴重。
休める時にしっかり休んでおくことは、戦場において、非常に重要なのである。
さすがイレースさん。神経がずぶと、いや。
合理的な判断ですね。
…一方。
「…あなた達は、相変わらず深夜でも元気ですね」
「まぁねー。俺と『八千代』は夜行性だから」
「むしろ、夜の方が身体がよく動くよ」
こちらもまた、イレースさんに負けず劣らずの図太さを、いや。
大人顔負けの胆力を持つ、元暗殺者組の令月さんとすぐりさん。
この二人、いつ見ても起きてるんですが。
一体いつ寝てるんでしょうね?
「戦場に持っていく武器の準備と手入れ、糧秣や衛生用品の調達…」
「それに、俺達がしばらく学院を空けるなら、今のうちに畑の手入れもしとかないといけないしねー」
「やることがたくさんあるね」
…こんな時くらい、畑仕事は休んでは?と思いますが。
この二人にとっては、大事なことなんでしょう。
戦支度と、畑の手入れ。
何だか両極端で、こんな状況でも、笑っちゃいそうになりますね。



