ーーーーー…学院長室での会議から、数時間後。
時刻は既に深夜だったけれど、僕は眠れなかった。
こうしている今も、アーリヤット皇国の国民達は、懸命にキルディリアの支配に抗っているんだろうか、とか。
キルディリア魔王国軍が、アーリヤット皇国領に到着してるんじゃないか、とか。
囚われているナツキ様の身は、大丈夫だろうか、とか。
心配になることが、たくさんある。
…けれど、僕が今、本当に心配しているのは。
もっと、個人的な理由だ。
「…ナジュ君、大丈夫かな…」
ナジュ君は「作戦を立ててきます」と言って、一人で部屋に閉じこもってしまった。
邪魔しない方が良いよね、でも一人で考えて、煮詰まってないかな?
出来ることなら、アドバイスとか…。せめて相談相手になってあげない。
だけど、ろくに戦争の経験なんてない僕のアドバイスじゃ、むしろナジュ君を混乱させてしまうだけなんじゃないか。
ここは「経験豊富」なナジュ君に任せて、僕は余計な口出しをせず、引っ込んでおくべきなのではないか…。
などと、あれこれ、悶々と考え続けていた。
何もするべきじゃないのか。だけど…。
「…ナジュ君…」
少しでも鋭気を養おうと、布団を被ってベッドに寝転んでいたけれど。
とてもじゃないけど、眠れる気になんてなれない。
…あ、駄目だ。やっぱり無理。
僕は毛布を押し退けて、がばっ、と起き上がった。
迷惑でも、邪魔でも、鬱陶しくても。
心配なものは心配なのだ。
僕は上着を羽織って、それから少し考えて、まずは食堂に向かった。
時刻は既に深夜だったけれど、僕は眠れなかった。
こうしている今も、アーリヤット皇国の国民達は、懸命にキルディリアの支配に抗っているんだろうか、とか。
キルディリア魔王国軍が、アーリヤット皇国領に到着してるんじゃないか、とか。
囚われているナツキ様の身は、大丈夫だろうか、とか。
心配になることが、たくさんある。
…けれど、僕が今、本当に心配しているのは。
もっと、個人的な理由だ。
「…ナジュ君、大丈夫かな…」
ナジュ君は「作戦を立ててきます」と言って、一人で部屋に閉じこもってしまった。
邪魔しない方が良いよね、でも一人で考えて、煮詰まってないかな?
出来ることなら、アドバイスとか…。せめて相談相手になってあげない。
だけど、ろくに戦争の経験なんてない僕のアドバイスじゃ、むしろナジュ君を混乱させてしまうだけなんじゃないか。
ここは「経験豊富」なナジュ君に任せて、僕は余計な口出しをせず、引っ込んでおくべきなのではないか…。
などと、あれこれ、悶々と考え続けていた。
何もするべきじゃないのか。だけど…。
「…ナジュ君…」
少しでも鋭気を養おうと、布団を被ってベッドに寝転んでいたけれど。
とてもじゃないけど、眠れる気になんてなれない。
…あ、駄目だ。やっぱり無理。
僕は毛布を押し退けて、がばっ、と起き上がった。
迷惑でも、邪魔でも、鬱陶しくても。
心配なものは心配なのだ。
僕は上着を羽織って、それから少し考えて、まずは食堂に向かった。



