フユリ様は、シルナに要請した。
どうか、キルディリア魔王国を止めてくれと。
イシュメル女王の暴挙を止め、アーリヤット皇国の民を解放してくれと。
そして…ナツキ様の身柄の返還も。
勿論、ルーデュニア聖王国に対する手出しもさせない。
イレースの言う通り。
調子に乗ったイシュメル女王の鼻面を、思いっきりぶん殴ってくれ、と。
フユリ様は、シルナにそう頼んできたのだ。
そして、シルナはそれを承諾した。
「…イシュメル女王の思い通りにはさせない。ルーデュニア聖王国は、私達の手で守る」
「シルナ…」
「…みんな、協力してくれるかな?」
シルナは、俺達の顔色を窺うように尋ねた。
…馬鹿。
「そんなこと…。いちいち聞くまでもないだろ」
「羽久…」
お前がそう決めたなら、俺も同じ道を選ぶよ。
そして、他の仲間達も、
「今まで、散々色々なことに巻き込んだ癖に、今更何を言ってるんです。いちいち聞くんじゃありません」
「い、イレースちゃん…」
相変わらず手厳しい。
すると次に、天音が。
「僕も…!僕も協力します」
「天音君…」
「怪我人の治療くらいしか…出来ないかもしれませんけど、でも、僕に出来ることなら…」
「ありがとう…天音君。充分だよ」
後方支援も、この状況では必要不可欠だからな。
それから。
「僕も協力するよ」
「マシュリ君…」
「今の僕は、もう『HOME』ではないけれど…。このままアーリヤット皇国が滅びてしまうのは、寝覚めが悪い」
マシュリもまた、協力を申し出てくれた。
非常に頼もしい。
「相変わらず、学院長は謙虚ですね」
と、ナジュが言った。
「こういう時こそ、不死身の僕を頼るべきなのでは?弾除け、自爆、特攻、頼まれれば何でも引き受けますよ?」
なんか恐ろしいこと言ってるんだが?
お前、ふざけんなよ。
「そんなの駄目に決まってるでしょ、ナジュ君…」
「分かってます、分かってますよ。ただ、僕はこれでも生まれ故郷でずっと戦争してましたからね。参謀は任せてくださいよ」
自爆攻撃を敢行するつもりがないなら、参謀でも何でも、喜んで頼むよ。
イレースも天音も、マシュリも、それからナジュも、協力してくれるとのこと。
…で、一つ気になることがあるんだが。
「…お前ら、何やってんだ?」
「え?だって、戦争しに行くんでしょ?相応の準備をしておかないと」
「暗殺には慣れてるけど、戦争は初めてだもんねー」
元暗殺者組の令月とすぐりは、床に風呂敷を広げ。
色々な荷物を、せっせと詰め込んでいるところだった。
「…お前ら、まさかついてくるつもりじゃないだろうな?」
「は?」
「え?」
「は?」でも「え?」でもないんだよ。
何を当たり前のことを、と言わんばかりに。
「良いか、お前達はまだ子供なんだぞ。キルディリア魔王国軍と戦わせる訳にはいかな、」
「なんで?冥界にも一緒に行ったのに?なんでキルディリアの魔導師が相手だと駄目なの?」
「僕達、これまで何度もイーニシュフェルト魔導学院を守って、たくさん貢献してきたつもりだけど。その実績はなかったことにされてるの?」
ぐうの音も出ないんだけど、誰かこいつらを黙らせてくれないか?
どうか、キルディリア魔王国を止めてくれと。
イシュメル女王の暴挙を止め、アーリヤット皇国の民を解放してくれと。
そして…ナツキ様の身柄の返還も。
勿論、ルーデュニア聖王国に対する手出しもさせない。
イレースの言う通り。
調子に乗ったイシュメル女王の鼻面を、思いっきりぶん殴ってくれ、と。
フユリ様は、シルナにそう頼んできたのだ。
そして、シルナはそれを承諾した。
「…イシュメル女王の思い通りにはさせない。ルーデュニア聖王国は、私達の手で守る」
「シルナ…」
「…みんな、協力してくれるかな?」
シルナは、俺達の顔色を窺うように尋ねた。
…馬鹿。
「そんなこと…。いちいち聞くまでもないだろ」
「羽久…」
お前がそう決めたなら、俺も同じ道を選ぶよ。
そして、他の仲間達も、
「今まで、散々色々なことに巻き込んだ癖に、今更何を言ってるんです。いちいち聞くんじゃありません」
「い、イレースちゃん…」
相変わらず手厳しい。
すると次に、天音が。
「僕も…!僕も協力します」
「天音君…」
「怪我人の治療くらいしか…出来ないかもしれませんけど、でも、僕に出来ることなら…」
「ありがとう…天音君。充分だよ」
後方支援も、この状況では必要不可欠だからな。
それから。
「僕も協力するよ」
「マシュリ君…」
「今の僕は、もう『HOME』ではないけれど…。このままアーリヤット皇国が滅びてしまうのは、寝覚めが悪い」
マシュリもまた、協力を申し出てくれた。
非常に頼もしい。
「相変わらず、学院長は謙虚ですね」
と、ナジュが言った。
「こういう時こそ、不死身の僕を頼るべきなのでは?弾除け、自爆、特攻、頼まれれば何でも引き受けますよ?」
なんか恐ろしいこと言ってるんだが?
お前、ふざけんなよ。
「そんなの駄目に決まってるでしょ、ナジュ君…」
「分かってます、分かってますよ。ただ、僕はこれでも生まれ故郷でずっと戦争してましたからね。参謀は任せてくださいよ」
自爆攻撃を敢行するつもりがないなら、参謀でも何でも、喜んで頼むよ。
イレースも天音も、マシュリも、それからナジュも、協力してくれるとのこと。
…で、一つ気になることがあるんだが。
「…お前ら、何やってんだ?」
「え?だって、戦争しに行くんでしょ?相応の準備をしておかないと」
「暗殺には慣れてるけど、戦争は初めてだもんねー」
元暗殺者組の令月とすぐりは、床に風呂敷を広げ。
色々な荷物を、せっせと詰め込んでいるところだった。
「…お前ら、まさかついてくるつもりじゃないだろうな?」
「は?」
「え?」
「は?」でも「え?」でもないんだよ。
何を当たり前のことを、と言わんばかりに。
「良いか、お前達はまだ子供なんだぞ。キルディリア魔王国軍と戦わせる訳にはいかな、」
「なんで?冥界にも一緒に行ったのに?なんでキルディリアの魔導師が相手だと駄目なの?」
「僕達、これまで何度もイーニシュフェルト魔導学院を守って、たくさん貢献してきたつもりだけど。その実績はなかったことにされてるの?」
ぐうの音も出ないんだけど、誰かこいつらを黙らせてくれないか?



