ーーーーーー…遥かキルディリア魔王国から、クロティルダタクシーに乗って。
ようやく俺、ベリクリーデ、クロティルダの3人は、ルーデュニア聖王国に帰還した。
…本当に、長い旅路だった。
「着いたぞ」
ようやく、見慣れた聖魔騎士団魔導部隊隊舎の前に辿り着き。
ずっと俺をお姫様抱っこしていたクロティルダが、地面に下ろしてくれた。
俺は思わず、そのまま地面に膝をつき。
はーはーと、荒く肩で息をした。
…さすがに、キツかったぞ。
「はぁ…。はぁ…。…疲れた…」
「…大丈夫か?」
「だい…じょう、ぶ、じゃ…ねぇ、よ」
超高速のジェットコースターに、ずっと乗り続けていたみたいな。
しかもそのジェットコースター、命を守る為のシートベルトとか、何もないんだぞ。
ただ、クロティルダが抱えてくれてるだけだから。
クロティルダがもし、変な気を起こしたり、うっかり手が滑ったりしたら。
俺は、超高速ジェットコースターから真っ逆さま。
しかも、キルディリア魔王国からルーデュニア聖王国への道のりは、ほぼ海路だから。
ずーっと、海の上を飛行していた。
いつクロティルダの手からこぼれ落ちて、海の藻屑になるかと、気が気じゃなかったよ。
まぁ、そういうことをする奴じゃないって分かってるけどな。クロティルダは。
うっかり落としたら、ちゃんと拾ってくれるだろうよ。…多分。
そのくらいの信用はある。…一応。
それに、あの状況で、無事に逃げ帰ってくるには。
やはり、クロティルダの協力が必要不可欠だった。
俺達が無事に帰ってこられたのは、クロティルダのお陰である。
そう思えば、感謝こそすれ、文句を言う筋合いはないだろう。
…ただ、出来れば、お姫様抱っこじゃなければ、もっと有り難かったんだけどな。
足、もうガックガクだよ。
マジで、めっちゃ疲れた。ただ運ばれてるだけで、何もしていないというのに。
運ばれる荷物になるのも大変だな。
…それなのに。
「ほぇー。楽しかったー」
ずっと、クロティルダにおんぶされていたベリクリーデが。
ひょいっ、とクロティルダの背中から、地面に降り立った。
膝も腰も、すっかり砕けてしまっている俺と違って。
ベリクリーデは確かな足取りで、けろっとしていた。
…元気だな、こいつは。
しかも、「楽しかった」だと?
マジで、ジェットコースター感覚だったのか?
「良かったな、我が姫」
「うん。ありがと、クロッティ」
「礼には及ばない」
…なんとも呑気な会話である。
…ったく、この、人外生物共め…。
「ジュリス、大丈夫?」
地面に膝をついて、息を荒くしている俺に。
ベリクリーデが、手を差し伸べてきた。
…どーも。
俺は、差し出されたベリクリーデの手…ではなく。
その手首を、ガッ、と掴んだ。
「ふぇっ?」
「お前…ベリクリーデ、か?」
「え?」
クロティルダジェットコースターに乗りながら、ずっと考えていたのだ。
『アメノミコト』の暗殺者と…そして、イシュメル女王と対峙していた時。
俺達の間に割って入ったのは、あれは本当にベリクリーデだったのか、と。
ようやく俺、ベリクリーデ、クロティルダの3人は、ルーデュニア聖王国に帰還した。
…本当に、長い旅路だった。
「着いたぞ」
ようやく、見慣れた聖魔騎士団魔導部隊隊舎の前に辿り着き。
ずっと俺をお姫様抱っこしていたクロティルダが、地面に下ろしてくれた。
俺は思わず、そのまま地面に膝をつき。
はーはーと、荒く肩で息をした。
…さすがに、キツかったぞ。
「はぁ…。はぁ…。…疲れた…」
「…大丈夫か?」
「だい…じょう、ぶ、じゃ…ねぇ、よ」
超高速のジェットコースターに、ずっと乗り続けていたみたいな。
しかもそのジェットコースター、命を守る為のシートベルトとか、何もないんだぞ。
ただ、クロティルダが抱えてくれてるだけだから。
クロティルダがもし、変な気を起こしたり、うっかり手が滑ったりしたら。
俺は、超高速ジェットコースターから真っ逆さま。
しかも、キルディリア魔王国からルーデュニア聖王国への道のりは、ほぼ海路だから。
ずーっと、海の上を飛行していた。
いつクロティルダの手からこぼれ落ちて、海の藻屑になるかと、気が気じゃなかったよ。
まぁ、そういうことをする奴じゃないって分かってるけどな。クロティルダは。
うっかり落としたら、ちゃんと拾ってくれるだろうよ。…多分。
そのくらいの信用はある。…一応。
それに、あの状況で、無事に逃げ帰ってくるには。
やはり、クロティルダの協力が必要不可欠だった。
俺達が無事に帰ってこられたのは、クロティルダのお陰である。
そう思えば、感謝こそすれ、文句を言う筋合いはないだろう。
…ただ、出来れば、お姫様抱っこじゃなければ、もっと有り難かったんだけどな。
足、もうガックガクだよ。
マジで、めっちゃ疲れた。ただ運ばれてるだけで、何もしていないというのに。
運ばれる荷物になるのも大変だな。
…それなのに。
「ほぇー。楽しかったー」
ずっと、クロティルダにおんぶされていたベリクリーデが。
ひょいっ、とクロティルダの背中から、地面に降り立った。
膝も腰も、すっかり砕けてしまっている俺と違って。
ベリクリーデは確かな足取りで、けろっとしていた。
…元気だな、こいつは。
しかも、「楽しかった」だと?
マジで、ジェットコースター感覚だったのか?
「良かったな、我が姫」
「うん。ありがと、クロッティ」
「礼には及ばない」
…なんとも呑気な会話である。
…ったく、この、人外生物共め…。
「ジュリス、大丈夫?」
地面に膝をついて、息を荒くしている俺に。
ベリクリーデが、手を差し伸べてきた。
…どーも。
俺は、差し出されたベリクリーデの手…ではなく。
その手首を、ガッ、と掴んだ。
「ふぇっ?」
「お前…ベリクリーデ、か?」
「え?」
クロティルダジェットコースターに乗りながら、ずっと考えていたのだ。
『アメノミコト』の暗殺者と…そして、イシュメル女王と対峙していた時。
俺達の間に割って入ったのは、あれは本当にベリクリーデだったのか、と。



