しかし、そんな俺の挑発的な言葉は。
余計、ブラマンジュちゃんを怒らせるだけだったようで。
「戯言を…!この裏切り者!」
杖を取り出したブラマンジュちゃんは、その杖に怒りの炎を纏わせた。
いつの間にか、エリトール君までもが杖を握っていた。
二人共、やる気満々のようだ。
あれ。もしかして自分、マズくね?
「…ちょっと待て、落ち着け。こんなところでドンパチするのはよくな、」
「黙れっ!!」
「あぶなっ!!」
ブラマンジュちゃんは、燃え滾るマグマのような火球を放った。
俺は、それを床に飛び込むようにして避けた。
あんなもん、当たったら熱いじゃ済まんぞ。
まさに、ブラマンジュちゃんの怒りの炎。こぇぇ。
…って、言ってる場合か。
かくなる上は。
「ルイーシュ。脱出、脱出!」
俺は、ルイーシュに向かって叫んだ。
ここでブラマンジュちゃんとエリトール君と、真正面からぶつかるのは絶対に得策ではない。
逃げるが勝ち。
「もー…。キュレムさんが煽るからですよ?」
「そ…れは、悪かったって」
だって、ずっと我慢してたから。つい。
「まぁ、良いですけどね。…俺も同感でしたから」
…ルイーシュ。
ルイーシュは杖を取り出し、俺の服の襟首を掴んだ。
「じゃあ行きましょうか。…三十六計、逃げるに如かず、です」
おぉ、よろしく。
「っ、まっ…!」
「逃げるな!」
ルイーシュが何をしようとしているのか気づいて、ブラマンジュちゃんとエリトール君が止めようとしたが。
もう遅い。
「rtanspotr」
ルイーシュが、空間転移の魔法を使った。
次の瞬間。
「おっ…」
俺とルイーシュは、アーリヤット総督府の外に。
アーリヤット領の郊外に、瞬間移動していた。
…さすが。ルイーシュの空間魔法である。
とりあえず、追跡の難は逃れたな。
まぁ、まだ。完全に逃げられたとは言い難いが。
「…で、ここから何処に行きます?キュレムさん」
「決まってるだろ。…この国とは、もうおさらばだ」
俺達がスパイである…という正体を、あんなにも堂々と明かしてしまったからには。
最早、アーリヤット皇国領にはいられない。
じゃあ、何処に行くか。…なんて、決まってるよな。
「帰ろう。俺達の祖国…ルーデュニア聖王国に」
余計、ブラマンジュちゃんを怒らせるだけだったようで。
「戯言を…!この裏切り者!」
杖を取り出したブラマンジュちゃんは、その杖に怒りの炎を纏わせた。
いつの間にか、エリトール君までもが杖を握っていた。
二人共、やる気満々のようだ。
あれ。もしかして自分、マズくね?
「…ちょっと待て、落ち着け。こんなところでドンパチするのはよくな、」
「黙れっ!!」
「あぶなっ!!」
ブラマンジュちゃんは、燃え滾るマグマのような火球を放った。
俺は、それを床に飛び込むようにして避けた。
あんなもん、当たったら熱いじゃ済まんぞ。
まさに、ブラマンジュちゃんの怒りの炎。こぇぇ。
…って、言ってる場合か。
かくなる上は。
「ルイーシュ。脱出、脱出!」
俺は、ルイーシュに向かって叫んだ。
ここでブラマンジュちゃんとエリトール君と、真正面からぶつかるのは絶対に得策ではない。
逃げるが勝ち。
「もー…。キュレムさんが煽るからですよ?」
「そ…れは、悪かったって」
だって、ずっと我慢してたから。つい。
「まぁ、良いですけどね。…俺も同感でしたから」
…ルイーシュ。
ルイーシュは杖を取り出し、俺の服の襟首を掴んだ。
「じゃあ行きましょうか。…三十六計、逃げるに如かず、です」
おぉ、よろしく。
「っ、まっ…!」
「逃げるな!」
ルイーシュが何をしようとしているのか気づいて、ブラマンジュちゃんとエリトール君が止めようとしたが。
もう遅い。
「rtanspotr」
ルイーシュが、空間転移の魔法を使った。
次の瞬間。
「おっ…」
俺とルイーシュは、アーリヤット総督府の外に。
アーリヤット領の郊外に、瞬間移動していた。
…さすが。ルイーシュの空間魔法である。
とりあえず、追跡の難は逃れたな。
まぁ、まだ。完全に逃げられたとは言い難いが。
「…で、ここから何処に行きます?キュレムさん」
「決まってるだろ。…この国とは、もうおさらばだ」
俺達がスパイである…という正体を、あんなにも堂々と明かしてしまったからには。
最早、アーリヤット皇国領にはいられない。
じゃあ、何処に行くか。…なんて、決まってるよな。
「帰ろう。俺達の祖国…ルーデュニア聖王国に」



