何はともあれ。
まずは、ベリクリーデが無事で何よりだ。
「よし。ベリクリーデ、これから…」
「ごめんね、ジュリス」
「は?」
何?なんで謝った?
「私、知らない人について行ったら駄目って、ジュリスに言われてたのに…。…連れて行かれちゃった」
…あー…。
…それは、まぁ、言ったけど。
ベリクリーデ、お前はついて行ったんじゃなくて、連れて行かれたんだろ?
「ごめんね」
「…お前が謝る必要はねぇよ」
むしろ、悪いのは俺だ。
俺は、しょんぼりするベリクリーデの頭に、ポンと手を置いた。
「謝るべきなのは、俺の方だ…。あんな見え透いた…つまらねぇ罠に引っ掛かって、お前を一人にしてしまった…」
忘れてないからな。あのババア。
道に迷ったフリをして、俺とベリクリーデを分断させやがった。
まんまと引っかってしまった自分も、同じくらい大罪だけどな。
「寂しかったろ?」
「うん。…ううん、大丈夫」
咄嗟に頷いて、でもすぐにハッとして、首を横に振るベリクリーデ。
…強がんなって。
「…でも、やっぱりちょっと…かなり…凄く…とっても…寂しかった」
「…そうか」
最大級じゃないか。
そうだな。…悪いことをしてしまった。
「ごめんな、心細い思いをさせて…。だけど、もう大丈夫だから」
「うん…」
「俺が絶対に、お前を連れて帰る。何があっても、必ず守ってみせる」
「…一緒にいてくれる?」
「あぁ。…約束するよ」
「…ん」
こくん、と頷くベリクリーデ。
よし。良い子だ。
「…でも、ジュリス」
「ん?」
「どうやって、ここまで来たの?」
…えぇっと、それは。
「俺が連れてきた」
俺の真横にいたクロティルダが、そう答えた。
「…あ、クロティルダだ」
ベリクリーデ。お前、今気づいたのかよ。
「クロティルダもいる。クロッティ〜」
ベリクリーデは、俺から離れ。
今度は、俺の隣のクロティルダに、ぽふっと抱きついた。
………は?
そのまま、さっき俺にしたみたいに、ぐりぐりと甘えていた。
「遅くなって悪かったな、我が姫」
「ううん。平気だよ」
「そうか」
そっと、ベリクリーデの髪に手を触れ。
よしよし、と撫でてやるクロティルダ。
…何だろう。
なんか、めっちゃムカつく。
腹立たしかったので、俺はゲシッ、とクロティルダの足の甲を踏んづけてやった。
「…何故踏む?」
「うるせぇ」
…え?ここまで瞬間移動して連れてきてくれた恩人に、失礼じゃないか、って?
…黙れ。
それはそれ、これはこれなんだよ。
まずは、ベリクリーデが無事で何よりだ。
「よし。ベリクリーデ、これから…」
「ごめんね、ジュリス」
「は?」
何?なんで謝った?
「私、知らない人について行ったら駄目って、ジュリスに言われてたのに…。…連れて行かれちゃった」
…あー…。
…それは、まぁ、言ったけど。
ベリクリーデ、お前はついて行ったんじゃなくて、連れて行かれたんだろ?
「ごめんね」
「…お前が謝る必要はねぇよ」
むしろ、悪いのは俺だ。
俺は、しょんぼりするベリクリーデの頭に、ポンと手を置いた。
「謝るべきなのは、俺の方だ…。あんな見え透いた…つまらねぇ罠に引っ掛かって、お前を一人にしてしまった…」
忘れてないからな。あのババア。
道に迷ったフリをして、俺とベリクリーデを分断させやがった。
まんまと引っかってしまった自分も、同じくらい大罪だけどな。
「寂しかったろ?」
「うん。…ううん、大丈夫」
咄嗟に頷いて、でもすぐにハッとして、首を横に振るベリクリーデ。
…強がんなって。
「…でも、やっぱりちょっと…かなり…凄く…とっても…寂しかった」
「…そうか」
最大級じゃないか。
そうだな。…悪いことをしてしまった。
「ごめんな、心細い思いをさせて…。だけど、もう大丈夫だから」
「うん…」
「俺が絶対に、お前を連れて帰る。何があっても、必ず守ってみせる」
「…一緒にいてくれる?」
「あぁ。…約束するよ」
「…ん」
こくん、と頷くベリクリーデ。
よし。良い子だ。
「…でも、ジュリス」
「ん?」
「どうやって、ここまで来たの?」
…えぇっと、それは。
「俺が連れてきた」
俺の真横にいたクロティルダが、そう答えた。
「…あ、クロティルダだ」
ベリクリーデ。お前、今気づいたのかよ。
「クロティルダもいる。クロッティ〜」
ベリクリーデは、俺から離れ。
今度は、俺の隣のクロティルダに、ぽふっと抱きついた。
………は?
そのまま、さっき俺にしたみたいに、ぐりぐりと甘えていた。
「遅くなって悪かったな、我が姫」
「ううん。平気だよ」
「そうか」
そっと、ベリクリーデの髪に手を触れ。
よしよし、と撫でてやるクロティルダ。
…何だろう。
なんか、めっちゃムカつく。
腹立たしかったので、俺はゲシッ、とクロティルダの足の甲を踏んづけてやった。
「…何故踏む?」
「うるせぇ」
…え?ここまで瞬間移動して連れてきてくれた恩人に、失礼じゃないか、って?
…黙れ。
それはそれ、これはこれなんだよ。



