ーーーーーー…一方。
ベリクリーデちゃんが、キルディリア魔王国に拉致されたことも。
専属見習い魔導師の二人が、俺達をスパイではないかと、ずっと監視していたことも知らず。
俺とルイーシュは、相変わらず、互いに頭を悩ませていた。
…いや、違うな。
「うーん…。どうしたもんかな…」
「そうですね…。凄く悩みますよね」
「あぁ…さすがにな。今回のことは…俺みたいな頭の足りない奴が判断するには、あまりにシビア過ぎる」
「分かりますよ。…この決断次第では、世界のこれからの行く先を左右するでしょうから」
「だよな…。絶対に、判断を間違えちゃいけない…」
「えぇ…。…おっしゃる通りです」
意見が合ったようだな。俺も、ルイーシュも。
さすがのルイーシュも、今回ばかりは真面目に考える気になってくれたようで、何よりだ。
…で、
「…さっきから、めっちゃ良い匂いがするんだけど。何これ?」
「え?…これです、さっき買ってきた中華まん」
ルイーシュは、ビニール袋を掲げて見せた。
その中には、ほっかほかの美味しそうな、中華まんがいくつか入っていた。
それかよ。さっきから漂う、かぐわしい芳香の正体は。
「なぁ、ルイーシュ。まさかとは思うんだが」
「キュレムさん。豚まんとあんまん、どっちにします?」
「話を聞けって。…あと、俺は豚まんかな」
「分かりました。じゃ、ピザまんをどうぞ」
「ちょっと待て。そんなの選択肢になかっただろ」
ふざけてる場合か?なぁ。
真面目な空気を漂わせておいて、ここでふざけるってお前、ほんと何なん?
ベリクリーデちゃんが、キルディリア魔王国に拉致されたことも。
専属見習い魔導師の二人が、俺達をスパイではないかと、ずっと監視していたことも知らず。
俺とルイーシュは、相変わらず、互いに頭を悩ませていた。
…いや、違うな。
「うーん…。どうしたもんかな…」
「そうですね…。凄く悩みますよね」
「あぁ…さすがにな。今回のことは…俺みたいな頭の足りない奴が判断するには、あまりにシビア過ぎる」
「分かりますよ。…この決断次第では、世界のこれからの行く先を左右するでしょうから」
「だよな…。絶対に、判断を間違えちゃいけない…」
「えぇ…。…おっしゃる通りです」
意見が合ったようだな。俺も、ルイーシュも。
さすがのルイーシュも、今回ばかりは真面目に考える気になってくれたようで、何よりだ。
…で、
「…さっきから、めっちゃ良い匂いがするんだけど。何これ?」
「え?…これです、さっき買ってきた中華まん」
ルイーシュは、ビニール袋を掲げて見せた。
その中には、ほっかほかの美味しそうな、中華まんがいくつか入っていた。
それかよ。さっきから漂う、かぐわしい芳香の正体は。
「なぁ、ルイーシュ。まさかとは思うんだが」
「キュレムさん。豚まんとあんまん、どっちにします?」
「話を聞けって。…あと、俺は豚まんかな」
「分かりました。じゃ、ピザまんをどうぞ」
「ちょっと待て。そんなの選択肢になかっただろ」
ふざけてる場合か?なぁ。
真面目な空気を漂わせておいて、ここでふざけるってお前、ほんと何なん?



