神殺しのクロノスタシス7〜後編〜

「…では、少し出掛けてくる」

「…?クロティルダ、何処に行くの?」

「なに、ちょっとした…告げ口だな」

…つげぐち?

「…クロティルダ、もしかしてちょっと、悪いこと考えてる?」

「まさか。俺は他者に責められる生き方をしたことはない。…ただし」

ただし?

「『他者』ではなく、世界にとって都合が悪いことは、何度かした覚えがあるがな」

「…」

「そして、これからもその予定がある」

…ほぇー、そっか。

「…それで大丈夫なの?」

「問題ない。世界にとっていくら都合が悪かろうが、俺には関係ない」

まぁ、確かに。

「そういう訳だから、行ってくる」

「いってらっしゃーい」

帰ってきたら、一緒にパピッコ食べようね。

私が手を振ると、クロティルダは、ふっと姿を消した。