ーーーーー…ジュリスと一緒に、お買い物に来ていたところを。
突然、知らない男の人達に連れて行かれて。
そのまま、目隠しをされて、足に枷のようなものをつけられて。
自分が何処にいるのかも分からないまま、知らない場所に連れて行かれた。
どんぶらこ、どんぶらこと上へ、下へと揺れる感覚から。
多分、船に乗って何処かに連れて行かれてるんだろうな、と思った。
…ううん、何処に向かってるのかは、大体分かっている。
多分近いうちに、何かが起きるだろう、って思ってた。
だから、連れて行かれたこと事態は、別に怖くない。
それよりも、私は…ジュリスのことばかり考えていた。
私、ジュリスに何も言わずに、勝手に出てきちゃった。
おやつに、一緒にカプリッコと、じゃがりっこを食べるはずだったのに。
勿体ないことしちゃったな…。
ジュリス、心配してるかな?
私のこと、勝手にいなくなった悪い子だと思ってるかな。
…ごめんね、ジュリス。
出来れば、すぐにでも、早く帰りたいのだけど…。
「…着きました」
「ふぇっ」
突然、目隠しを外されて。
ずっと真っ暗だったから、いきなり目隠しを外されると、凄く眩しい。
それに、足を繋いでいた枷も外された。
…やっと自由になった。
自由になったけど、私の周囲を取り囲むように、ここまで私を連れてきた男の人達が立っていたから。
今すぐ走って逃げる、ということは出来そうにない。
…その上。
ようやく、眩しさに目が慣れてくると。
目の前に、すらっと背の高い、若い男の人がいた。
その人が、私に向かって恭しく、頭を下げてこう言った。
「ようこそいらっしゃいました。…『聖神ルデスの写し身』様」
「…。…誰?」
「私はイシュメル女王陛下の家臣…。…シディ・サクメと申します」
「…」
いしゅめる女王…っていう人の名前、聞いたことがある。
「…ここ、キルディリア魔王国、なんだね」
「お察しの通りです」
…やっぱり。
この国に来るのは、これで2回目だね。
1回目は…クロティルダを探しに来た時。
あの時と違うのは、前回は私の意志で来たけれど。
今回は、私の意志とは関係なく、無理矢理連れてこられたという点だ。
「どうして?…なんで私を連れてきたの?」
「申し訳ございません、写し身様。乱暴な真似をするつもりはありませんでした。強引な手段を取ってしまったこと、お詫び致します」
そんなことは良いんだよ。どうでも。
優しく拉致されたって、嫌だったはずだから。
「私、ルーデュニア聖王国に…ジュリスのところに帰りたい」
「…それは…」
「帰らせて」
「…申し訳ありませんが、それは出来ません」
…そうなんだ。
それは残念だね。
突然、知らない男の人達に連れて行かれて。
そのまま、目隠しをされて、足に枷のようなものをつけられて。
自分が何処にいるのかも分からないまま、知らない場所に連れて行かれた。
どんぶらこ、どんぶらこと上へ、下へと揺れる感覚から。
多分、船に乗って何処かに連れて行かれてるんだろうな、と思った。
…ううん、何処に向かってるのかは、大体分かっている。
多分近いうちに、何かが起きるだろう、って思ってた。
だから、連れて行かれたこと事態は、別に怖くない。
それよりも、私は…ジュリスのことばかり考えていた。
私、ジュリスに何も言わずに、勝手に出てきちゃった。
おやつに、一緒にカプリッコと、じゃがりっこを食べるはずだったのに。
勿体ないことしちゃったな…。
ジュリス、心配してるかな?
私のこと、勝手にいなくなった悪い子だと思ってるかな。
…ごめんね、ジュリス。
出来れば、すぐにでも、早く帰りたいのだけど…。
「…着きました」
「ふぇっ」
突然、目隠しを外されて。
ずっと真っ暗だったから、いきなり目隠しを外されると、凄く眩しい。
それに、足を繋いでいた枷も外された。
…やっと自由になった。
自由になったけど、私の周囲を取り囲むように、ここまで私を連れてきた男の人達が立っていたから。
今すぐ走って逃げる、ということは出来そうにない。
…その上。
ようやく、眩しさに目が慣れてくると。
目の前に、すらっと背の高い、若い男の人がいた。
その人が、私に向かって恭しく、頭を下げてこう言った。
「ようこそいらっしゃいました。…『聖神ルデスの写し身』様」
「…。…誰?」
「私はイシュメル女王陛下の家臣…。…シディ・サクメと申します」
「…」
いしゅめる女王…っていう人の名前、聞いたことがある。
「…ここ、キルディリア魔王国、なんだね」
「お察しの通りです」
…やっぱり。
この国に来るのは、これで2回目だね。
1回目は…クロティルダを探しに来た時。
あの時と違うのは、前回は私の意志で来たけれど。
今回は、私の意志とは関係なく、無理矢理連れてこられたという点だ。
「どうして?…なんで私を連れてきたの?」
「申し訳ございません、写し身様。乱暴な真似をするつもりはありませんでした。強引な手段を取ってしまったこと、お詫び致します」
そんなことは良いんだよ。どうでも。
優しく拉致されたって、嫌だったはずだから。
「私、ルーデュニア聖王国に…ジュリスのところに帰りたい」
「…それは…」
「帰らせて」
「…申し訳ありませんが、それは出来ません」
…そうなんだ。
それは残念だね。



