ーーーーー…こちらは、旧アーリヤット皇国領。
この時俺とルイーシュは、まだ、ベリクリーデちゃんがキルディリアに拉致されたことを知らなかった。
知っていたら、もっと早く「行動」してたと思う。
キルディリア魔王国の領土となったアーリヤット領では。
キルディリア魔王国軍の総督による、新しい支配体制が広がっていた。
「…なんつーか…閑散としてるな」
「…してますね」
俺とルイーシュは、「新領土の視察」という名目で。
二人で、アーリヤット領の市街に出ていた。
…視察っつーか、普通に昼飯食いに出掛けただけなんだけど。
ただの外食でも、「視察」と言えば、なんか仕事っぽく思えるから不思議だよな。
ナツキ様が統治していた頃の、アーリヤット皇国のことは知らないが。
それでも今は、明らかに街は静まっていた。
元気をなくしていると言うか…活気がないと言うか…。
元々、この辺りはアーリヤット皇国でも、一番栄えていたはずの場所なのに。
今はすっかり、さびれた田舎の商店街って感じ。
人通りもまばらで、かつての活気は鳴りを潜めている状態だった。
人々の怯えや緊張が、街全体に重くのしかかっているような…。
敗戦国の街並みというのは、こういうものなのだろうか?
勿論、営業しているお店もたくさんある。
…ただし、それらのお店は、どれも…。
「おっ…見ろよ。『焼きたてジューシーハンバーグ専門店』だってよ」
あそこ。看板が立ってる。
「美味しそうですね」
だろ?
昼飯、ハンバーグでも良いかもなぁ。
…しかし、その店の出入り口に、でかでかと貼ってある『それ』を見て。
俺は、思わず足を止めた。
「…ここも、『NO魔導師』ですね」
「…あぁ…」
店の前には、大きな貼り紙が貼られていた。
赤文字で印刷された、『非魔導師お断り』の貼り紙が。
…どのお店も、営業している店は、何処もこんな感じ。
ルイーシュ曰く、『NO魔導師』の札がぶら下がっている。
つまり、魔導師じゃない客は入ってくるな、ということだ。
この時俺とルイーシュは、まだ、ベリクリーデちゃんがキルディリアに拉致されたことを知らなかった。
知っていたら、もっと早く「行動」してたと思う。
キルディリア魔王国の領土となったアーリヤット領では。
キルディリア魔王国軍の総督による、新しい支配体制が広がっていた。
「…なんつーか…閑散としてるな」
「…してますね」
俺とルイーシュは、「新領土の視察」という名目で。
二人で、アーリヤット領の市街に出ていた。
…視察っつーか、普通に昼飯食いに出掛けただけなんだけど。
ただの外食でも、「視察」と言えば、なんか仕事っぽく思えるから不思議だよな。
ナツキ様が統治していた頃の、アーリヤット皇国のことは知らないが。
それでも今は、明らかに街は静まっていた。
元気をなくしていると言うか…活気がないと言うか…。
元々、この辺りはアーリヤット皇国でも、一番栄えていたはずの場所なのに。
今はすっかり、さびれた田舎の商店街って感じ。
人通りもまばらで、かつての活気は鳴りを潜めている状態だった。
人々の怯えや緊張が、街全体に重くのしかかっているような…。
敗戦国の街並みというのは、こういうものなのだろうか?
勿論、営業しているお店もたくさんある。
…ただし、それらのお店は、どれも…。
「おっ…見ろよ。『焼きたてジューシーハンバーグ専門店』だってよ」
あそこ。看板が立ってる。
「美味しそうですね」
だろ?
昼飯、ハンバーグでも良いかもなぁ。
…しかし、その店の出入り口に、でかでかと貼ってある『それ』を見て。
俺は、思わず足を止めた。
「…ここも、『NO魔導師』ですね」
「…あぁ…」
店の前には、大きな貼り紙が貼られていた。
赤文字で印刷された、『非魔導師お断り』の貼り紙が。
…どのお店も、営業している店は、何処もこんな感じ。
ルイーシュ曰く、『NO魔導師』の札がぶら下がっている。
つまり、魔導師じゃない客は入ってくるな、ということだ。



